「電動車いす」のWHILLが高齢者向けに無料貸し出しを開始

「電動車いす」のWHILLが高齢者向けに無料貸し出しを開始

心身の健康を損なうリスクの解消に

 新型コロナウィルスによる緊急事態宣言を受け、不要不急の外出を控えるよう指示が出されているが、この引きこもりによる健康被害を防止することを目的にWHILL Model Cの1ヶ月の無料貸出を開始する、と発表した。

 新型コロナウイルス感染症へのリスクを避けるため3密を避けることが重要と言われているが、高齢者にとっては「動かないこと(生活不活発)」による健康への影響も危惧されているという。「生活不活発」により、フレイル(虚弱)が進み、心身や脳の機能が低下していくと懸念されているのだ。

 日本うつ病学会も日常生活を規則的に送るための自己管理術として、「3密の状況を避けつつ、毎日一定時間を屋外で過ごすようにすること」の大切さを強調している。
 
 その一方で日本では、65歳以上の高齢者のうち約1000万人が500メートルを超える距離の歩行が困難であると感じている。そういった方々は、三密を避けるため公共交通機関の利用を控えたり、人の助けがなくて外出できず、最低限の買い物や健康維持のための外出ができていない傾向にあると言える。

応募期間は今月中、台数制限あり

 そこで、WHILLは、こういった高齢者の方々の健康維持のための必要最低限の外出機会の確保が重要、ということで、今回の無料貸し出しに乗り出している。

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「電動車いす」のWHILLが高齢者向けに無料貸し出しを開始画像はこちら WHILLの「Model C」は、オムニホイールという24個の小さなタイヤが集まった1つのタイヤで、その小さなタイヤが一つ一つ横に回ることで、最小回転半径は76cmを実現。大きな前輪と高出力モーターで最大5cmの段差の乗り越えが可能。そのサイズは全長985mm×全幅550mm×高さ740mmとコンパクトなモデルとなっている。バッテリーは5時間の充電で16kmの走行が可能だ。

 今回のこの無料貸し出しについては
◆普段は公共交通機関を利用しており、長距離を歩けないため買い物や健康維持のための外出ができない65歳以上の高齢者
◆ヘルパーや家族がサポートに来られず、買い物や健康維持のための外出ができない65歳以上の高齢者
が対象となる(家族による申込みも可)。
 対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山の1都2府6県となる(店舗へ行く必要はなく、自宅まで無料で配送するという)。
 
 申し込み期間は5月30日(日)までとなっており、この期間内に申し込んだ方が対象。ただし台数には限りあるので注意が必要だ。

 申し込みは専用お申し込みフォーム(https://whill.jp/contact)から、もしくはWHILLコンタクトデスク(0120-062-416/平日:9:00〜18:00)での対応となる。

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