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ホイールの王者は「ワンピース」? 1分でわかる「マルチピース」との違いと構造ごとの特色とは

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: ウェッズ/AMW編集部

同じに見えるアルミホイールも構造ごとに魅力がある

 ホイールの構造には「ワンピース」、「ツーピース」、「スリーピース」がある。軽さや強さならワンピースが優れるが、ツーピースやスリーピースの「マルチピース」にもそれぞれの魅力と特徴があるのだ。

軽さと強度のバランスなら「ワンピース」がピカイチ

 ホイールの構造にはおもに3種類ある。それが1~3の「ピース」というやつ。これはホイールがいくつの構造体で出来上がっているかを示すものだ。

 ワンピースはもっとも主流なもので、ひとつのアルミの塊でホイールとしての形をなしている。このひとつの塊を作る方法はいくつかある。

 鋳造製法というのは、溶かしたアルミを型に流して固める方法。いわゆる鋳物で大量生産しやすく、こまかなデザインも作りやすいので、凝ったモデルでも比較的安価に作ることができる。

 対する鍛造製法は熱したアルミの塊を押しつぶす製法。アルミを押しつぶすことで繊維方向が揃って、素材自体に粘りが出るので薄くできる。鋳造と同程度の強さを持ちつつ、軽く仕上げることも可能だ。デメリットは1本ずつ潰さなくてはいけないのでコストが掛かること。さらに細かなデザインは、あとで切削加工が必要になる。

 なかには、製造過程の最初はデザイン無しで単純にアルミを押しつぶして、いわゆる鉄チンホイールのようなものを作り、そこに穴を開けてスポークにしていくこともある。こうなるとデザインの自由度は高まるが、切削加工の手間が掛かるのでこれまたコストが掛かるのである。

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