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半永久的に使える「オイルフィルター」がいま話題に! パーツクリーナーで洗浄できて何度も使えるコスパ最高のアイテムとは

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TEXT: 井元貴幸  PHOTO: スバルマガジン編集部/井元貴幸

フィルター上部にはスラッジをキャッチする磁石が備わる

 ほかにもフィルターケースがアルミ削り出しで、筐体には凹凸のあるヒートシンク構造が採用されており、わずかながらもオイルの冷却効果を促進させることができる。

 そして気になる洗浄効果は、一般的にろ紙に比べてステンレスメッシュフィルターの方が不純物をキャッチする能力が劣ると言われているが、K&P製のステンレススティールマイクロオイルフィルターのステンネットは、編み上げではなくレーザーを用いて正確かつ均一な35ミクロンの穴を並べた医療グレードの「304ステンレスフィルター」を採用。ろ紙タイプと異なりオイルを吸収せず、熱による膨張率も均一なため、同じ油圧で比較した場合、K&Pエンジニアリング製は繊維製品の約7倍もの高い透過率を誇るそうだ。

 さらにフィルター上部には熱に強いネオジムレアアース磁石が搭載されているので、スラッジをしっかりキャッチしてくれる。これは洗浄する際に目視できるためコンディション確認にも有効だ。ちなみに洗浄は市販のパーツクリーナーをフィルターの内側から外側へ吹き付けるだけ。フィルターの周囲やケース内部も同じくパーツクリーナーの洗浄でOKだ。またDIYでオイル交換するユーザーにも嬉しいフィルターソケットも同梱されている。

コスパはもちろんエンジンルームのドレスアップ効果も抜群に高い

 もはやメリットしか感じられない洗えるオイルフィルターだが、唯一のデメリットを言えばイニシャルコストだろう。2万円台の価格(車種により異なる)は通常のオイルフィルターの10~15倍の値段となるが、同じフィルター(品番)を使用する車種に乗り続けていれば半永久的に繰り返し使えるので、長くクルマを維持、乗り続ける場合は、じつは従来タイプのオイルフィルターに対して圧倒的にコストパフォーマンスが優れるのだ。

 さらに洗えるというメリットがあるため毎回洗浄することで得られる恩恵がある。それは本来脱着の際は新品パッキン(Oリング)への交換が必須になるが、向きを反転させることで3回まで同一パッキンの使用をメーカーが推奨していること。さらにスペアの新品パッキンが同梱されているので合計6回までのオイルフィルター交換に対応できる。もちろん取扱店ではスペアのパッキンを販売しており、総合的に考えるとフィーリング向上など、体感できる面も考えれば決して高い価格ではないと言える。

 また、シルバーやブラックのほか、レッドのアルマイトなども用意されているので、エンジンルームのドレスアップにも最適だ。VMGレヴォーグのエンジンルーム

* * *

 一度購入してしまえばあとは何回でも使い続けられるので、毎回のオイル交換費用が抑えられ、日頃のメンテナンスにこだわる人にはぜひオススメしたいアイテムだ。とくにサーキット走行を頻繁に行うクルマの場合オイル交換の回数も増えるので、コスパに優れるアイテムと言っていいだろう。

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  • VMGレヴォーグのエンジンルーム
  • K&P製のステンレススティールマイクロオイルフィルターの洗浄
  • K&P製のステンレススティールマイクロオイルフィルター
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