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絶版名車のスタイリングを現行車で再現! ホンダ「CBX400F」風カスタムの外装セットに注目です

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

ドレミコレクションの製品化が止まらない

2023年3月24日~26日、東京ビッグサイトにて第50回モーターサイクルショーが開催された。モーターサイクル産業の振興と、健全なモーターサイクル文化育成・普及を通じ、豊かな社会生活の実現と経済の発展に寄与することを目的に、1971年に第1回が開催されて以来、今年で節目となる第50回を迎えることとなった。

当時の雰囲気を新車で味わえるネオクラシックシリーズをリリース

モーターサイクルショーといえば、3月17日〜19日に大阪ショーが開催されている。バイクメーカーはもちろん、パーツメーカー、ライディングギアメーカーなど出展の多くが大阪展と東京展はほぼ同じだが、首都圏を中心に多くのライダー、バイクファンが会場に詰め掛けた。

カワサキではエリミネーター、そしてホンダではCLやトランザルプといった過去にリリースされていた車両名が復活登場し、回帰路線が進行している印象だ。そんな中で「絶版名車」のような車両が並んだブースを出展したのは岡山県に本拠を持つドレミコレクションである。当時の雰囲気を新車で味わえるネオクラシックシリーズをリリースしているのだ。

近年旧車バイクの高騰もあって、2輪中古車市場は軒並み3ケタ、名車となると価格がつかなかったり、むちゃくちゃな状態になっている。今や、バイクは高額な趣味となってしまっており、あの時手放さなかったらよかったと後悔している元ライダーも多いだろう。そんな状況であると、またバイクに乗りたいと思っても、なかなか手が出せない、ということになる。

現行車用の外装キットで絶版車風のスタイリングを実現

しかし、岡山に本拠を持つドレミコレクションはそんなファンに向け、心を打つ提案をしてきた。それが現行車用の外装キットで、装着することで絶版車風のスタイリングを実現するというものだ。なかではカワサキZ系のキットは、納期が1年待ちというほど大人気だという。

ドレミコレクションのブース

そして、前回のモーターサイクルショーで出品され非常に大きな反響を呼んだのは、伝説の1981年型CBX400Fのビジュアルを再現するホンダCB400SUPER FOUR用の外装セットのプロトタイプモデル。今回はそれをロングセラーモデルのCB400SUPER FOURの各モデルに対応するよう、さらにブラッシュアップしたという。

さらに今回の目玉となったのは、同じホンダのCB400のラインナップにあるCB400 SUPER BOL D’OR(スーパーボルドール)をベースに、アッパーカウルが付いたインテグラ仕様に仕上げる外装セットだ。まったく今回もなかなかの急所を突いてきたという感じで、これに反応する面々も多いだろう。今回この場で参考出品として発表されたが、もちろん製品化も近い、はずだ。 

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