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3年放置した杉で薪づくりに挑戦! 焚き火もスウェーデントーチも楽しむ準備はできました【おとなの山遊びVol.15】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • 薪づくりのイメージ

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  • 薪づくりのイメージ

薪が高騰しているため自作することに

コロナ禍というタイミングながら、縁があって山小屋ライフをスタートさせた筆者。快適に過ごすための環境づくりを進め、週末は都会の喧騒から離れた生活を送っている。今回は保管しておいた木を使って薪づくりに挑戦した。

まずは水分を抜くところからスタート

以前に書いたとおり元々は単なる雑木林だった秘密基地。鉱山が閉業した後に植林したと思われる杉と、数十年にわたり放置されていた雑草に覆われ、日光は当たらないし風の抜けも最悪だった。開拓の初期はひたすら木の伐採と草刈りに終始し、現在はだいぶ日当たりと通気性が改善されている。

しかし、倒した杉の木は適当な長さにカットし、端のほうに集めただけで約3年の歳月が経過。草や落ち葉はコツコツと燃やして処理したが、結構なデカさの木となればそう簡単ではない。他の作業で忙しいのを言い訳にして、延々と手を付けずにきてしまった。

また、木は十分に乾燥させて水分を抜かないと、煙が多すぎて薪として使うには支障がある。近年はウッドショックで薪の値段が高騰しており、1束で1000円なんて商品も珍しくないようだ。せっかく材料が文字どおり山ほどあるのに、お金を出して買うなんて滑稽もいいところ。薪棚を設置する場所を決め、ひとつは屋根を作ったこともあり、一緒に作業しているメンバー3人が揃ったタイミングで乾燥させる準備に取りかかった。

3年も雨ざらしだったうえ冬は雪に埋もれていたおかげで、山積みになっている木は大量の水が染み込んで重いうえ、表皮が腐って剥がれかけたりカビが生えたりしている。というわけで最初に皮をすべて剥ぎ、乾燥させたうえで処理することに。3人いたおかげで作業はスムーズに進み、1日で昨年までに切った木をすべて引っ張り出し、皮を剥き雨避けのブルーシートまでかけ終えた。

用途に合わせてサイズを揃えていく

もうひとつ厄介なのはサイズがバラバラなこと。薪は30~40cmがスタンダードな長さのようで、購入した薪棚も奥行きが34cmでピッタリだ。ところが写真を見れば分かるとおり長すぎるのが大半、このままでは薪棚に積み重ねるのすら難儀しそうな予感。そこで極端に長いモノはもう一度40cm弱でカットし、50cm前後ならスウェーデントーチで使うことにした。

皮剥

東北も梅雨に入ったため作業できる日は限られるが、次回は長さの調整および薪割りをイッキに進める予定。ウッドショックがあろうとなかろうと木が貴重な資源であることは確かで、腐る前に救出し今後の山遊びに活用できそうなのはラッキーだった。次の伐採は木から水分が減る秋の予定。切ったら日を置かずに玉切りし、すぐ保管して乾燥を心がけたい。

■「おとなの山遊び」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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