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すべて桁違いのブガッティの2024年を振り返る…ラグジュアリー&エレガントな世界ではライバルを寄せ付けないモルスハイムの戦略とは

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TEXT: AMW  PHOTO: Bugatti Automobiles SAS

スタッフトレーニングの強化

ブガッティの哲学はカスタマーサービスの品質にも反映されている。同社は熟練したチームを対象に集中的なトレーニングプログラムを実施し、ブランドに対する知識をさらに深め、世界中で顧客との新たな関係を築くことを目指している。チームの努力は、セールスおよびアフターセールスにおける「ブガッティ・アワード・オブ・エクセレンス」で表彰される。

モルスハイムに拠点を置くブガッティは、ブランドの新たな章の幕開けに向けて準備を進めている。より多くの熟練したプロフェッショナルが事業に加わる中、最新のオフィス施設がオープンし、最先端のアトリエの拡張計画も具体化しつつある。

新たなカスタマイズとパーソナライゼーションを提供

2024年は、シロンで高度に専門化された生産プロセスが、ボライドとW16ミストラルの製造に向けてさらなる複雑な改良が施された。2025年を迎え、ボライドの生産はさらにペースを上げ、またW16ミストラルの納車も行われる。

ブガッティは、「シュール・ムジュール」プログラムによる新たなカスタマイズとパーソナライゼーションの提供も拡大している。W16ミストラルの特注デザイン、オートクチュールにインスパイアされた絶妙な素材とトゥールビヨンの多様なオプション、そして顧客体験をさらに高いレベルへと引き上げることに誇りを持って前進している。

AMWノミカタ

2024年のブガッティは伝説のタイプ35の生産100周年という節目を迎え、その歴史を振り返る記念の年となったが、新たな時代を切り開くブガッティ初のV16ハイブリッドパワートレインを搭載した「トゥールビヨン」を発表するなどブランドとしても大きな節目を迎える年となった。

また、これまであまり語られてこなかったがアフターサービスに本腰を入れ始めたことも大きな前進だろう。車種の拡大により2026年には1200台のブガッティが世界中を走ることとなる。そして新たなハイブリッドエンジンも導入され、それに対応するスタッフの専門的な知識も必要になってくる。

将来中古車として販売される際の車両整備の拡大、オーナーチェンジプロセスの改善、および幅広い製品ラインアップを通じて、現在および将来の中古ブガッティオーナーの増大するニーズに応えるべく取り組みが必要となってくる。現在、15のディーラーが高度なサービスを提供できるサービスパートナー・オブ・エクセレンスに移行しているが、日本でそれを取得したディーラーがあるとはまだ聞かない。

先日、日本でもトゥールビヨンのお披露目が行われたことは、まだまだ日本もポテンシャルの高いマーケットであると認識されている証拠であろう。ブガッティの目指す「完璧を追求する姿勢」がサービス部門でも世界中に拡大することを期待する。

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