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WEC第2戦イモラ開幕! サーキットでは環境に配慮した“推しボトル”に給水するのが流行中!?【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • コルベットの黄色が新緑に映えます
  • サーキットは公園に隣接しているので、公園のフェンス越しでもレース観戦ができます
  • コースマーシャルのみなさんはボランティアです。いつもありがとうございます
  • 路面温度を測るミシュランの方。しょっちゅうピットインするときなのでなかなかスリリングです
  • BMWのピットイン待ち
  • WEC(FIA世界耐久選⼿権)のオフィシャルスタッフ用の謎の乗り物
  • アイルトン・セナファンがメモリアルパークで思い出をお供え
  • アイルトン・セナの慰問に今も世界中からファンが訪れます
  • スタンドの椅子もカラフル
  • イタリアのスーパーマーケットで必ず買うシーフードミックスフライ。熱々で美味しいです
  • イースターの祝日だったので各チームにはゲストやファンが持ってこられた卵型のチョコのプレゼントが
  • イタリアのアウトレットあるあるの何でも屋さんぽいお店。見ているだけで楽しいです
  • サーキットから宿まではひたすらブドウ畑の真ん中を走りました
  • どこかのイタリアの村
  • イタリアでもあちこちで藤の花がキレイに咲いていて日本を思い出しました
  • イタリアへ向かう道中。ブドウ畑の中を走っていきます
  • コースマーシャルさんたちの休憩所。クーラーボックスとキャンプ用椅子はマストアイテムですね
  • イモラのメモリアルパークにあるアイルトン・セナの像
  • アイルトン・セナのメモリアルパークにて
  • WEC(FIA世界耐久選⼿権)のピットロード
  • ピットウォークは超満員

華やかなレースの裏側とは

ドイツ在住でモータースポーツを取材している池ノ内みどりさんは、WEC(FIA世界耐久選⼿権)の取材のためイタリアのイモラサーキットへ! イタリアの空気を味わう暇もなくサーキットと宿の往復だけ……のはずが、スーパーマーケットでの買い出しや民泊での交流など、心に残るエピソードもたくさんありました。表舞台とは少し違う、現地取材の裏側をお届けします。

価格が高くても美味しい、イタリアのお惣菜

WEC(FIA世界耐久選手権)のイモラ戦へ、イタリアまで自走で取材に行ってきました。イタリアといえば、美しい人々、芸術、歴史的な建築物や美しい景色、美味しいイタリア料理やワインにファッション。フェラーリやマセラティをはじめ、自動車の国でもあり、まさにワクワクドキドキなワンダーランドです。しかし仕事で行くとなると、そんなことを体験する間もなく、宿とサーキットの往復とスーパーマーケットだけで短い滞在を終えてしまいます。

案の定、今回のイタリア滞在も早朝から19時前後まではサーキットにいて、クタクタになって宿へ戻るという毎日でした。そんな疲労困憊のなかでも、異国のスーパーマーケットというのはなんとも刺激的で楽しいものです。イタリアの物価の高さに驚きながらも、お買い物の時間はなんとも楽しいひととき。

美味しいお惣菜類が販売されているのも助かります。その日の晩ごはんと、翌日にメディアセンターで食べる分を購入し、ついでにスイーツも。イタリア語がまったく分からない私にも、店員さんはとても親切でフレンドリーです。

レースウィークのホテルはどこも高額すぎるため、今回は民泊を利用しました。庭付きの大きくて清潔なお家で、家の方用とは別に宿泊者用のお風呂場とトイレがあったのも良かった点です。イースターということで、家の方のお友達が遊びに来られていました。Google音声翻訳やお互いのつたない英語を駆使してお話しましたが、なんとかなるものですね。ちょっと会話に間が空いて笑い合うのも面白いものです。

渋滞を避けて、朝イチで出発!

さて、決勝が行われた日は朝からサーキット近辺が大渋滞になると予想して、ずいぶん早く宿を出発。ゆったりとメディアセンターで甘い朝食とおいしいカプチーノをいただきました。決勝レースが始まるのは13時からですが、それまでにも慌ただしく時が過ぎていきます。

スタートグリッドではあまり時間がないので、VIPゲストのみなさまのように優雅にマシンやドライバーを見る時間はなくささっと写真を撮って退散です。ただ、この日はなんとロッシの応援に数多くのMotoGPスターたちが訪れており、いつもテレビでしか見ないカッコいいライダーたちの私服姿に大興奮してしまいました。

お天気はスッキリと晴れてはいませんでしたが、上空にはイタリア空軍が描いたイタリア国旗の飛行機雲が広がり、国歌斉唱の後にいよいよドキドキのスタートです。迫力あるスタートはメディアセンターのバルコニーから観戦し、しばらくはそのままメディアセンターに留まって、スーパーマーケットで買ったおいしいお惣菜を食べながらモニター観戦。コーヒーも飲んで、ちょっとのんびりムードです。

観戦スタイルも十人十色

次はコースサイドへ出てみました。レースは長いですから、ファンのみなさんもそれぞれの楽しみ方があるのでしょう。ソロ活からご家族、ご友人グループまで、数多くの方がイモラのサーキットに来られていました。憧れのレーシングドライバーやチームを“推し活”するのもファンにとっての醍醐味ですよね。

完全仕事モードでサーキットに来ているとそんな根本的なことを忘れてしまいがちですが、高いチケットをご購入し、この週末を楽しみにされていた方々の気持ちを忘れてはいけないなと感じました。

コースサイドを歩いていると、とくに暑い日にはとても喉が渇くので、無料の冷たいお水の提供は本当にありがたいです。空になったペットボトルに入れてゴクゴク飲み干してしまいます。最近はヨーロッパのサーキットやイベント会場ではペットボトル削減のためにこのようなサービスが増えており、みなさんもうれしいのではないでしょうか。会場では、推しのチームやドライバーのボトルを購入して、さっと洗ってお水を入れている方を多く見かけます。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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