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備えあれば憂いなし!ゲリラ豪雨や線状降水帯に遭遇する前にチェックすべきポイント3つ

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: AMW/Photo AC

  • 豪雨のときは雨雲が通り過ぎるのを待つのがベスト
  • やむを得ず走行し続けなければならない場合は、ヘッドライトを点灯する
  • 残り溝が4部山=3mmぐらいになったら、迷わず新品タイヤに交換する
  • ワイパーゴムも消耗品のため、ケチケチせずに少なくとも1年に1度は交換したい
  • 雨天時は指定空気圧より10〜20kPaほど高い空気圧にしておくと安心だ
  • ゲリラ豪雨は、無理に走らずに雨雲が通り過ぎるのを待つ

雨天時はタイヤの空気圧を高めに設定

年間を通じて各地で頻発するゲリラ豪雨。首都高速の調べによると、雨の日の事故発生率は晴天時の約4倍、施設への接触事故件数は約7倍に増えることがわかっています。その原因は、降雨で視界が悪くなる、路面が滑りやすくなる、制動距離が伸びる、といったことがあげられます。ゲリラ豪雨のような一時的に強い雨に見舞われたときは、サービスエリアやパーキングエリアに避難して、雨が通り過ぎるのを待つのがベストです。

豪雨時に走行するときは視界確保と走行スピードの抑制が重要

ゲリラ豪雨など激しい雨のなか、やむを得ず走行し続けなければならない場合は、ヘッドライトを点灯し(リアフォグなども併用)、できる限り車間距離を開け、スピードは普段の5〜7割程度まで落として走るよう心がけよう。また、できれば路面の轍(わだち)を避けるようにして走り、ワイパーは一番速いモードにし、エアコンをつけて窓が曇らないようにするといい。

事前の準備としては、まずタイヤの空気圧を点検・調整。高速道路に乗る前には、晴天でも空気圧のチェックが必須不可欠。とくに雨が降っていたり、降る予報が出ている際は、指定空気圧より10〜20kPaほど高い空気圧にしておくと安心だ(同じタイヤでも、空気圧が高ければ高いほど、ハイドロプレーニング現象が起きづらくなる)。また、視界確保として各ウインドウへの撥水剤塗付も効果的だ。

そしてタイヤの残り溝も確認。走行距離でいえば一般的に3万kmぐらい(車重によって磨耗状況は大きく異なる)、残り溝が4部山=3mmぐらいになったら、迷わず新品タイヤに交換すること。またサイドウォールに刻印されている製造年週を見て、製造から4年以上経っていたら、残り溝が十分あったとしてもゴムが硬化してきているので交換したほうが安心だ。

ワイパーゴムも消耗品のため、ケチケチせずに少なくとも1年に1度は交換したい。拭き取りが悪く、ビビり音が出るようになったら、半年しか使っていなかったとしても、交換して損はない。その他、油膜落としのケミカル剤でフロントガラスを磨き、撥水剤を塗布しておくのもおすすめだ。

そして、ゲリラ豪雨のときは雨だけではなく、突風にも注意。ゲリラ豪雨は積乱雲がもたらすので、突風にも見舞われやすい。トンネルの出口などでは、突然の風でハンドルをとられないように備えておこう。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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