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まだ間に合う!大雨台風による「水没」から愛車を守る垂直避難

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TEXT: AMW  PHOTO: AMW/AC

  • 立体式駐車場に移動して水没を防ぐ
  • 高台の駐車場に移動する
  • 道路が冠水する前に移動するのも被害軽減になる
  • クルマを移動させるだけでも被害金額の軽減になる
  • 屋内駐車場は、周囲をフェンスで覆っているところもあり、飛来物から愛車を守ることができる
  • 駐車料金を支払っても水没したときの修理代よりは安い
  • アッという水かさが上がってくると言われている。早めに移動することで水没から愛車を守れる

立体駐車場など少しでも高いところに移動する

2025年の台風15号は大雨を降らせ、すでに西日本の各地では河川の氾濫や道路の冠水などの被害が出ています。もし、愛車を停めている駐車場が低い土地など水没の恐れがある場所なら、高台に逃げる「垂直避難」ではないですが、駐車場代はかかりますが高台のコインパーキングやショッピングセンターなどの立体駐車場に移動するのはいかがでしょうか?

水没させて修理するより駐車場代のほうが安い

報道各局では、気候変動からか日本の周囲の海水温が上昇し、亜熱帯のような雨の降り方をするようになったと報じている。今回の台風15号も各地で大雨を降らせ、1カ月分の雨量を1日で達してしまうとも言われている。

低い土地の道路やアンダーパスなどは冠水して、そのような場所の通行はできるだけ避けるようにするのは当然として、意外に見落とされがちなのが愛車の駐車場。テレビの冠水被害など映像を見るたびに「水が来る前に移動しておけばよいのに」と思うこともしばしば。

とくに注意したいのは地下駐車場だ。もし、排水用ポンプの容量を超える雨量となったり、停電によってポンが停止すると、クルマはあっという間に水没してしまうだろう。集合住宅などの地下(半地下)駐車場はもちろん、パレットが上下して地下に潜るタイプ駐車場も要注意だ。

その対策は非常にシンプルで「垂直避難」ではないが、高い場所にクルマを移動させるだけ。近隣の高台にあるコインパーキングやショッピングセンターなどの立体駐車場の上層階にいどうするといい。もし風も伴うような台風が来たときは、屋内駐車場なら飛来物からもクルマを守ることもできる。

確かに駐車場代は必要となるが、最近は駐車料金の上限金額を設定しているところもあるので、さほど大きな出費にはならないはず。なにより水没して修理代を払うよりは駐車場代のほうが安い。駐車場への移動をひとつの保険行為と思えば、けっして駐車料金も無駄な出費と思わないはずだ。

ちなみに台風が原因で車両に損害を受けたときに修理費(全損なら車両代)は自動車保険の適用となり、保険金は支払われる。とはいえ、免責額の支払い、修理のための手間や時間などを考えると、被害を受けないように愛車を避難させたほうが懸命だ。

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