「プロジェクト・ミニ」 と名付けられた発想の転換に導かれた奇想天外なスーパーカーの原 型とは?
それはかのアレックス・イシゴニスが、
「プロジェクト・ミニ」をスタート地点として、ダラーラのV型12気筒ミッドシップ・スポーツのプランは、実現への道を着々と歩み始めていった。その後に控えるのは、フェルッチオの許可を得るという最大の難関だったのだが、ダラーラによればフェルッチオは意外なまでに簡単に、このプロジェクトを進行させることを認めてくれた。
そしてダラーラ、スタンツァーニ、ウォレスの3人を中心に、まずはV型12気筒エンジンを搭載した、ベアシャシーの開発と製作がスタートする。のちに「TP400」とネーミングされる、まだボディを持たないシャシーは、1965年11月に開催されたトリノ・ショーのランボルギーニ・ブースに一切の予告もなく登場し、大きな話題を呼ぶことになる。
「ランボルギーニはモータースポーツに参戦するつもりなのか?」とTP400を見た者の多くは、あるいはそう感じたのかもしれない。なにしろ世界にはまだ、スーパーカーという概念やカテゴリーは存在していなかったのだから。





































