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  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 1967年生まれ。かつてロールス・ロイス/ベントレー、フェラーリの日本総代理店だったコーンズ&カンパニー・リミテッド(現コーンズ・モーターズ)で営業・広報を務めたのちイタリアに渡る。帰国後は旧ブガッティ社日本事務所、都内のクラシックカー専門店などでの勤務を経て、2001年以降は自動車ライターおよび翻訳者として活動中。また「東京コンクール・デレガンス」「浅間ヒルクライム」などの自動車イベントでも立ち上げの段階から関与したほか、自動車博物館「ワクイミュージアム(埼玉県加須市)」では2008年の開館からキュレーションを担当している。

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WRCレプリカ仕様のランチア「デルタHF 16V」が約411万円で落札!ワンオーナー車が低価格で落札された理由とは

2025年9月に英国グッドウッドで開催された「リバイバル2025」の公式オークションに、ランチア「デルタHFインテグラーレ16V」が出品されました。1989年の登場以来、WRC6連覇を支えた名車として知られるモデルです。今回の個体はワンオーナーで整備履歴も明確な個体でした。エヴォモデルが高騰するなか、16Vの市場価格がどう動くか注目を集めています。

約半世紀を経過したナローポルシェ「911」!オリジナル塗装を維持する個体が1440万円で落札

クラシックカー市場でいまも高値を維持し続ける「空冷ポルシェ911」。なかでも「ナロー」と呼ばれる初期型は、時代を超えて愛されるコレクターズアイテムです。1972年式「911T 2.4」が、2025年8月の名門オークション「ボナムズ・ザ・クエイル」に出品されました。イタリア納車の実質2オーナー車で、オリジナル塗装を保った希少な個体。注目の競売結果とともに、クラシック911が持つ独特の価値を改めて振り返ります。

魔改造ランチア「デルタHFインテグラーレ16V」が約1070万円で落札!名門チューニングアイテムの価値は!?

どれほど手間と情熱を注いで仕上げられたチューンドカーでも、クラシックカー市場の評価は意外に冷たいものです。それはコレクターズカーの世界では「純正」が何より重視され、改造は“価値を下げる行為”と見なされることもあるからです。2025年8月15日に開催されたボナムズのオークションに出品されたランチア「デルタHFインテグラーレ16V」は、大胆なチューニングが施されていました。走りの性能は圧倒的に向上していながら、落札価格は純正モデルに及ばず……いまの市場が求める“正統性”を改めて浮き彫りにしました。

ランボルギーニのV12搭載FR!3ドアハッチの4シーター「エスパーダ」が約1350万円で落札

近年、クラシックカー市場でランボルギーニのフロントエンジンモデルが再評価されています。その代表格ともいえるのが、流麗なデザインとV12エンジンを持つ「エスパーダ」です。今回、1973年式の最終シリーズIIIが2025年8月、名門ボナムズのオークション「The Quail 2025」に登場しました。わずか3人のオーナーに大切に乗り継がれた“FRランボルギーニの傑作”が、改めて注目を集めています。

フルレストアを施してない1967年式フェラーリ「275GTB/4」!奇跡の保管状態もあって約5億円で落札

1967年に誕生したフェラーリ「275GTB/4」は、クラシック・フェラーリの中でも特別な存在です。4カムV12エンジンを搭載し、エレガントなボディと高性能を両立した名車として知られています。そんな275GTB/4の中でも、2025年8月のモントレー・オークションに出品された1台は、レストアされることなく新車当時の姿を保つ“奇跡の個体”。走行距離はわずか2万kmあまりながら、その保存状態は驚くほど良好でした。

かわいすぎる2人乗りマイクロカー!BMW「イセッタ300」が約314万円で落札

BMW「イセッタ300」が、2025年8月のオークション「ボナムズ・ザ・クエイル2025」に登場しました。戦後1955年から生産されたイセッタは、西ドイツを象徴する“バブルカー”として知られる全長わずか2.3mの超コンパクトカー。前開きドアや愛らしいデザインで世界中のコレクターに愛されています。今回の落札価格は、かつての熱狂が落ち着きを見せつつも、今なお高い人気を保っていることを示しています。

「ディーノ206GT」がまさかの1億円切り!約9500万円とリーズナブルな価格で落札された理由とは

2025年8月にアメリカ・カリフォルニア州で行なわれた世界屈指のクラシックカーイベント「モントレー・カーウィーク」においてRMサザビーズのオークションが開催されました。そこに希少な1969年式フェラーリ「ディーノ206GT」が出品。ご存知のとおりエンツォの息子ディーノの名を冠した小型フェラーリは、同社初のミッドシップ量産車として知られる伝説的モデルです。今回出品された車両は丁寧なレストアを受けていました。車両のあらましとオークション結果について紹介をします。

デザイン史に残るスチュードベーカー「アヴァンティR2」の落札額はわずか約705万円!コンディションとクルマの評価がシビアに相反した

かつてアメリカが世界の自動車デザインをリードしていた時代、その象徴のひとつが老舗自動車メーカーのスチュードベーカーが製造した「アヴァンティ」です。工業デザインの巨匠レイモンド・ローウィが手がけたこのクーペは、革新的なスタイルと高性能を兼ね備えながらも、時代の波に飲まれた悲運の名車でもありました。そんなアヴァンティR2が、RMサザビーズの「モントレー2025」オークションに登場。その特別な内容と、注目のオークション結果についてお伝えします。
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