国産車史上初で唯一の名機「トヨタV型12気筒エンジン」消滅へ


新型センチュリーが東京モーターショー登場
5リットルV8ハイブリッドエンジンを搭載

東京ビッグサイト(東京都江東区)で2017年10月28日より一般公開される「第45回東京モーターショー」にトヨタ新型センチュリーが登場する。
1967年に登場した初代モデルから50年。3代目が搭載するエンジンは5リットルV8+THSIIのハイブリッド。日本で唯一のV型12気筒エンジンがついに終焉を迎えることになった。

トヨタ・センチュリーの初代モデルが登場したのは1967年。日本初のV8エンジンを搭載したのはクラウン・エイトだが、センチュリーはクラウン・エイト用2.6リットルエンジンを3リットルまで拡大したV8エンジンを搭載した。
1997年までの30年間作り続けられ、エンジンは3.4リットル、4リットルへと拡大された。

2代目が登場したのは1997年。外観はキープコンセプトともいえるほど初代モデルのデザインテイストを継承。しかし、エンジンは超スペシャルだった。未だに日本製市販車としては史上初にして唯一の5リットルV型12気筒DOHCエンジン(片バンク2カムだから4カムシャフト)を搭載したのだ。
初代モデルのOHVから大進化をしたわけである。

スープラにセンチュリーのV12を
ツインターボ化して搭載

そんなスペシャルなV12エンジンに目を付けたのが千葉県のチューナー「トップシークレット」だ。
なんとトヨタ・スープラ(JZA80型)に、この5リットルV12エンジンを搭載してしまったのだ。
ノーマルは直6エンジンツインターボ。そのエンジンルームによくぞV12エンジンが収まったものだ。
しかも、HKS製GT2835タービンを片バンクに1個ずつ搭載したツインターボ仕様。最高出力は、NOSを噴射して943psにチューニング。最大トルクは103kg-mを発揮する(ノーマルの5リットルv12は280ps/46.9kg-m)。

エクステリアはトップシークレットオリジナルのボディキット『SUPER G-FORCE ワイドボディフルキット』を纏いこのスープラは『TS8012V nardo(手前のゴールドのマシン)』と命名された。
マシン名の「nardo」とは、イタリアの1周12.6kmのオーバル状テストコースがある地名。
ここで6回のアタックをして358.22km/hの最高速を記録している。

このように日本を誇るV12エンジンが終焉を迎えることは残念ではある。

新型センチュリーはLSやLCと
同パワーユニットを搭載する

第45回東京モーターショーでデビューする新型センチュリーは、2UR-FES型5リットルV8エンジン+THSIIのハイブリッド。すでにレクサスLSやLCと同じパワーユニットだ。
もちろん、センチュリーに搭載するに当たってセッティングなどは変更されているはずだ。

ボディサイズは、全長5335×全幅1930×全高1505mm。ホイールベース3090mm。
2代目は全長5270(新型は+65)×全幅1890(同+40)×全高1475(同+30)、ホイールベース3025(+65)mm。新型の全長は、ホイールベースの延長分ということになる。

このように居住性を高めたインテリアは、リヤシートにオットマンを備え、折り上げ天井様式を採用するなど「和」を感じさせる上質な演出が施されている。