意外と誤解が多い「車いすマーク」 法的な効力とは (2/2ページ)

駐車場の”車いすマーク”には理由がある

 障害者等用駐車スペースに表示されている”車いすマーク”。じつは”入り口に近くて便利だから…”という理由ではありません。
 車いすの方、身体が不自由な方などは、クルマの乗降に通常より広いスペースが必要。両側にぴったりと他のクルマが駐車される状況では、そもそもクルマから降りることができないのです。そのために乗降スペースが確保された幅の広い駐車スペースに「車いすマーク」が使われているのです。

「障害者等用駐車スペースならば便利でラク」なのではなく、障害者等用駐車スペース以外では乗り降りできない状況にある方々がいることを、決して忘れないでいたいものです。

【関連記事】トヨタ新型「シエンタ」のウェルキャブに新採用「ショートスロープ」が加わった! 瞬時に自動展開するカラクリ機構とは

画像はこちら

パーキングパーミットってなに?

 昨今ではこれらの不正利用を防止するために、「パーキングパーミット」と呼ばれるシステムを取り入れる自治体も増えています。
 これは、身体が不自由な人や、難病の人、妊婦やけが人などに障害者等用駐車スペースの「利用証」を発行することで、スペースを利用できる人を明確にしようという取り組み。呼び名や利用証のデザインは自治体によって違いますが、2006年に佐賀県が導入して以来、多くの地域に広がり、各自治体間での相互利用も進んでいます。

 このように、ちょっとした誤解が多い「車いすマーク(国際シンボルマーク)」。
ひとりひとりがその趣旨を理解し尊重して、誰もが気持ちよく自動車を楽しめる社会にしていきたいものですね。

(レポート:広田ボコ)