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クルマの機能性パーツにもカラーコーディネイトという新潮流が登場

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

ブレーキ系パーツがドレスアップアイテムに

 スポーツ走行に欠かせないブレーキ強化。玄人好みで地味なパーツと思われがちだが、最近は好きなカラーを組み合わせ、ドレスアップを楽しむスタイルも定着してきた。2月9日(土)から2月11日(日)にインテックス大阪で開催した大阪オートメッセ2019で見つけた、カラーコーディネイト可能なブレーキキャリパー/ブレーキローター/ブレーキパッドを紹介しよう。

 ブレーキ関連のパーツは性能が最優先。それは今も昔もまったく変わらないが、プラスαを求める声が多いのもまた事実だ。現にビッグキャリパー風のカバーや、ドラムブレーキをディスクブレーキ風に見せるパーツも人気。総じてカラフルで、ドレスアップのひとつとして重視する人は少なくない。

 とはいえ以前は、そのようなアイテムに興味を示したのはワゴンやミニバンのオーナーが中心で、走り系のユーザーは意外に無頓着という印象だった。しかし近年では単に制動力の向上だけではなく、文字どおり乗り手の個性を出すパーツと考え、塗装やカラー変更が可能かとの問い合わせが増えているそうだ。

 そんな声にいち早く対応したブレーキメーカーがディクセルだ。受注生産とはなるがブレーキローターのベルハウジング(中心部)の塗装サービスをすでに行なっており、ピンク/レッド/イエロー/ブラック/ブルー/シャンパンゴールドの6色に塗装できる。

 人気はホイールやボディカラーと合わせやすいとの理由で、レッドとシャンパンゴールドがツートップ。またスバル車はブルーを選ぶケースが多いなど、メーカーによっての特色もあるとのこと。

 それに加えて大阪オートメッセ2019では蛍光カラーを参考出品している。通常のカラーより重ね塗りの回数が多く、コストを含め市販するかはまだまだ未定だというが、より個性を求める人にとっては気になるネタだろう。

 もうひとつの参考出品は塗装したブレーキパッドのシム(パッドの背面に装着するプレート)。片押しピストンタイプのブレーキキャリパー専用となるが、過去に例のないドレスアップ方法だけに是非とも実現して欲しいところ。

「当社のローターはすべてシルバーの防錆塗装が施されおり、純正っぽく見せるためブラックを選ぶ方もいます。今後もユーザーの細かな要望に応えられるよう、耐熱試験などを続けていきたいですね」と、広報の金谷さんは話す。

カラフルなビッグキャリパー

 さらにD2ジャパンのブースでは、カラフルなビッグキャリパーを大量に展示。追加料金が不要な標準カラーだけで8色もあり、他にオプションとして7色、トータル15色から選べるのが最大の魅力であり他メーカーにはない特徴だ。

 広報の月崎さんによると、標準カラーで人気なのはイエローとグリーン。以前はレッドが主流だったが純正で赤いビッグキャリパー装着車が増えるにつれ、徐々にトレンドが移り変わってきたらしい。

 オプションでは鮮やかなチタンフィニッシュが、1台分で16万円の高額にも関わらず根強い人気を誇っている。さらに新製品としてベルハウジングの外周を塗装した、『ツインカラーセンターベル』が登場したばかり。アルマイトのレッド/イエロー/オレンジ/シルバー/パープルから選択でき、ローターサイズは286~444mmまで対応。同社のキャリパーキットのオプション扱いになるので、これからビッグキャリパーを導入する予定がある人は、コチラも選択肢に加えてはいかがだろう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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