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モータースポーツで見かける「ロールケージを導入するメリット&デメリット」

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ロールケージのデメリット

 デメリットのひとつはコスト。車種や材質、パイプの本数にもよるが部品代だけで5~15万円。車種別に設定されているケースが多いものの、工賃もそれなりに高い。

 もうひとつは重量増。スチール製なら4点式で、20kg前後のプラスになる。クロモリ製なら、かなり軽くできるが、種類も少なく、より高価。アルミ製は非常に軽いが安全面は今ひとつ。どちらかというとファッションバーに近い印象だ。

 また、ルーフ側にパイプが通ることで、重心高も必然的に高くなる。そして、乗降性や居住性が悪くなる場合もあり、バーの点数が増えると後部座席が潰れて、乗車定員変更の申請をしないと車検に通らなくなることも。また乗車定員が変わらなくても、ロールケージパッド(緩衝材)を巻かないと保安基準をパスできない。

 その他、車種やバーの点数によってはサンバイザーやグローブボックスの開閉に支障が出たり、シートのスライドやリクライニングが制限される場合もある。

 ちなみにロールケージは、メインアーチと、そこから斜め後方に伸びる2本のパイプで構成される「4点式」が基本形。4点式にリア斜行バーが1本追加されると5点式、4点式+前席左右をカバーするケージが付くと6点式。6点式にリア斜行バーが付くと7点式、6点式にフロントサイドバー(2本)が付くと、8点式となっていく。

 製品選びから取り付けまで、いろいろノウハウが必要なパーツでもあるので、興味のある人は専門店に相談してみよう。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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