SUPER GT 2019 Rd.1「クラッシュ多発の大波乱!! ARTAが開幕戦を制す」

SUPER GT 2019 Rd.1「クラッシュ多発の大波乱!! ARTAが開幕戦を制す」

GT300クラスは地元のK-tunesが勝利

2019 AUTOBACS SUPER GT開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』決勝レースが、4月14日、岡山国際サーキットで開催。大雨という厳しい状況で行われた決勝レースは2度の中断があったなかで、GT500クラスはNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)、GT300クラスはNo.96 K-tunes RC F GT3が優勝を飾った。

 

【GT500クラス】

 予選での好天とは大きく変わり、決勝日の岡山はウエット状態。セーフティカーが先導してレースはスタート。3周に渡ってセーフティカーが率いてラップを周回した後、4周目に実質的なスタートが切られた。ポールポジションのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)を先頭に全車が加速。バックストレートで、2番手のNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)をNo.1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)が捉え、2番手となったところで、GT300クラスのマシンがクラッシュ。結果、セーフティカー導入となる。SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート

 10周目で再スタート。すると、トップを走る23号車に1号車が仕掛けていき、2コーナーで23号車をパス。さらに、2番手に下がった23号車はバックストレートで、後続の12号車とNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)に並ばれ、17号車が2番手に浮上する。通常のレインタイヤを履いた2台のGT-Rは徐々に順位を下げることとなり、さらに後ろを走るNo.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)にも猛追されてしまう。SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート

 8号車が12号車を捉え4番手に浮上した直後、今度はモスSコーナーでGT300車両の多重クラッシュが発生。再度セーフティカーが導入され、そのままレースは赤旗中断に。約45分間にわたって中断されたレースは、15時40分に「5分前」ボードが出され、セーフティカーの先導で再び動き出す。そして19周終わりに再スタートとなった。SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート

 再び水煙を上げながら各車がハイスピードで激走。ペースの上がらない23号車は、8号車にパスされてしまい、Honda勢がトップ3台体制を築き、4〜7番手にはGT-Rというオーダーに変わる。

 そんななか、トップを争うHondaの2台は徐々に接近。24周目の1コーナーで、後ろから追い上げた17号車が1号車と接触し、1号車がスピンを喫したことで4度目のセーフティカー導入となった。さらに走行中にも、GT300車両がクラッシュ。このクラッシュと強雨で、再び赤旗となって中断となり、残念ながらレース中止となってしまった。

SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート 結果、31周目の赤旗終了となったが、規定によりレースは30周目の順位で確定。トップだった17号車は、1号車との接触を”危険なドライブ行為”と判定され、レースタイムに34秒を加算するペナルティを受けて14位に降格。これにより、優勝はNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)となり、2位はNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、3位はNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)とNISSAN GT-R NISMO GT500が並んだ。

 LEXUS LC500勢の最上位は、6位のNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/坪井翔。走行は坪井)。なお、レース周回が所定の75%に達せず終わったため、規定によりシリーズポイントは半分が与えられることになった。SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート

 

【GT300クラス】

 GT500クラスと同様に3周のセーフティカーランの後、4周目に切られたスタート。まずは、ポールポジションのNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一)と2番手スタートのNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男)がサイド・バイ・サイドの攻防を展開する。その後方では、5番手スタートだったNo.25 HOPPY 86 MC(佐藤公哉)が1コーナーで姿勢を乱し、イン側にいたNo.5 ADVICS マッハ車検 MC86(平木湧也)に当たって、25号車はイン側にクラッシュ。No.5 ADVICS マッハ車検 MC86もコースアウトしたため、セーフティカーが導入された。SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート

 そして、11周目にリスタート。ここでもベテラン同士のトップ争いが続いた。ペースの上がらない55号車の高木に96号車の新田が追い詰め、12周目の2コーナーでパス。3、4番手にはNo.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一)、No.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴)が続いた。

 そして13周目。2コーナー立ち上がりで姿勢を乱したNo.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹)とNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史)が、サイド・バイ・サイドとなり、弾みで10号車がスポンジバリアにクラッシュ。跳ね返った10号車にNo.7 D’station Vantage GT3(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が巻き込まれ、飛散したパーツを避けようとしたNo.33 エヴァRT初号機 X Works GT-R(マーチー・リー)もウォールにヒットと、多重クラッシュが起きた。セーフティカーが入ったが、雨量も多く赤旗中断となった。SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート

 そして、午後3時45分にリスタート。だが、23周目にGT500クラスのトップ争いで接触があり、グラベルストップ車両が出る。この時、雨脚が強くなったこともあり、このレース4回目のセーフティカーに。この追い越し禁止の走行中にNo.50 EXE AMG GT3(山下亮生)がクラッシュ。セーフティカーランが続くが、路面の雨水がひどくなっており、そのまま31周目でレースはふたたび赤旗中断の判断が下された。SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート

 結果、優勝はNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)。チームの地元岡山で嬉しい通算3勝目を挙げた。2位はNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)、3位はNo.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一/吉田広樹)と、ブリヂストン装着車が表彰台を独占。なお、レース周回が所定の75%に達せず終わったため、こちらもGT500クラスと同様にシリーズポイントは半分のみとなった。SUPER GT 2019の開幕戦、岡山の決勝レポート

 

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