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激戦必至の2019年スーパーフォーミュラ選手権が間もなく開幕 

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田了、遠藤樹弥、日本レースプロモーション

スーパーフォーミュラレース開幕前予想

 日本のレース界での最高峰である全日本スーパーフォーミュラ選手権。三重県・鈴鹿サーキットの2019年開幕戦はいよいよ今週末。4月20日に予選、21日が決勝が行われる。今シーズンはマシンが変わっただけでなくドライバーも大きくシャッフルされており、まさに誰が勝ってもおかしくない状況となった。

 そこで3月初めに鈴鹿サーキットで行われた今年1回目の公式合同テストに続いて、3月26~27日にはシリーズ第2戦の舞台となる富士スピードウェイで2回目の公式合同テストが実施されている。2回のテストの結果からシーズンを占ってみることにしよう。

ルーキーは実力充分で戦力分布は読み切れない

 先ずは今シーズンから新規に投入されることになったマシンを紹介しておこう。シャシーはイタリアはダラーラ社製のSF19。2014年から使用されてきたSF14の後継モデルでキャリーオーバーしているコンポーネントも少なくない。さらに『クイック&ライト(俊敏で軽量)』のコンセプトも共通で、いわゆる正常進化モデル。ただし以前からフロント(タイヤの)キャパが足りない、との声が多かったことに対処してフロントタイヤをサイズアップ。回頭性が大きく向上した、とのコメントは、シェイクダウン以降、多く聞かれた。

 このSF19に搭載されるエンジンはSF14と同様で、NRE(ニッポン・レース・エンジン)と呼ばれる2リッター直4直噴ターボ。ただし昨年までは1シーズンで2基のエンジンが使用可能だったが、今シーズンからは1シーズンを1基のエンジンで戦い抜くことが必要となっており、Honda/TOYOTAともにライフを伸ばすための開発が行われてきたようだ。

 一般的に考えるなら、ライフを伸ばすことでパフォーマンスは制限を受けているはずで、それが戦いにどう影響してくるのかもマニアックなファンにとっては見逃せないポイントとなっている。ただし、これまでのテストでは従来のレコードを上回る好タイムが続出。ハイスピードバトルとなるのは必至だ。

 参戦するのは11チーム/20台。今年スーパーフォーミュラにステップアップを果たしたルーキーが7人。昨年から引き続いて参戦するドライバーは13人だが、うち5人はチームを移籍し、新たな環境でシーズンを戦うことになっている。さらにルーキー7人も実力は充分で、実際に2回行われた公式合同テストでは4日間8回の走行セッションが行われているが。うち2回のセッションではルーキーがトップタイムをマークしているほど。

 また昨シーズンは最終戦まで激しくチャンピオンを争い、王座に就いた山本尚貴とシリーズ2位につけたニック・キャシディが、それぞれチームを移籍したことも大きなエポックだ。

 さらに最近のレースでは、そのポジションの重要性が注目されるようになったエンジニアの移籍もみられるから、11チーム/20台の、いずれが勝ってもおかしくない、まさに2019年シーズンのスーパーフォーミュラは、混戦の様相を呈することになるだろう。

 公式合同テストではレース時とは異なり、ドライバーを招いての公開記者会見が行われたり、ピットウォークではなくオープンピットとしてのインターバル時のファンサービスもある。

 ウィークデーにもかかわらず詰めかけた大勢のファンには、ドライバーも大サービス。TEAM MUGENのダニエル・ティクトゥムが気軽にサインに応じる姿なども見られた。

 

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