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114台の国内外の名車が集結! サクラ・オートヒストリーフォーラム2019開催

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe Web編集部

車種基準の敷居が低く参加しやすい

 初夏を象徴するバラが見頃を迎えた5月11日、千葉県佐倉市・草ぶえの丘で「第9回サクラ・オートヒストリーフォーラム2019」が開催された。114台のオーナーカーと見学者が訪れ、賑わいを見せた。

 サクラモータークラブが主催する「サクラ・オートヒストリーフォーラム」は、旧くは1926年式のフォード モデルTから1989年式のトヨタ クラウンまでという幅広い年代のクルマを展示。同じ年代でもデザインや性能が違うクルマが存在したという歴史を感じられるようなモデルが、会場となる草ぶえの丘に集結した。

 車両展示の参加条件は、1989年以前に生産されたクルマで、オリジナルを保ち、自走で参加可能できること。2輪に関しては1971年以前に生産され、オリジナルを保っているバイクであれば自走は問わないという。こうした敷居の低さで参加しやすくしているのも魅力的だろう。

 イベントはサクラモータークラブが選定した20台が佐倉市内を約9キロのパレードランを行う他、愛車自慢トークショー、国際医療福祉大学生によるオーケストラの演奏が会場を響き渡った。

 今回は特別展示として往年のダットサン車が10台展示された。他にもオートヒストリーセミナーと呼ばれる、自動車の歴史を振り返る企画が午後から行われ、全日本ダットサン会 副会長・歴史研究部長の石川和男さんによるトークショーには席が埋まるほど人気が高かった。

 さらに千葉トヨペットの協力により、子供も楽しむことができるキッズメカニック体験コーナーとしてタイヤ交換などピットワーク体験をすることが可能。観覧そのものは無料だが、佐倉草ぶえの丘の入場券が必要となるため、一般は410円、小・中学生は100円が必要になる。とはいえ、会場内のローズガーデンではバラも見頃を迎え、親子やカップルで1日を過ごすことが可能だ。

父親から受け継いだボルボPV544

 ボルボPV544を所有する呉 秀男さん。なんとお父さんの代から受け継いで乗っているというのだから驚きだ。ナンバープレートは新車からのままでいわゆるシングルナンバー(分類番号が一桁表示のナンバープレート)を装着している。

「神戸ナンバーですか? と良く聞かれるのですが、神奈川の『神』の字なんです」と語る、呉さん。ナンバープレートの9090(くれくれ)は、このナンバーのために当時、父親が順番を待って入手したようです。今でも乗ってワクワクする、クルマですね」と話す。

 特徴的なスタイルとファストバッククーペが美しいボルボPV544は、1959年に世界初となる3点式シートベルトを標準装備し、1960年代前半にかけてラリーカーとしても活躍していた1台だ。

「胸を張って言えるのが、サラリーマンが乗れるクラシックカーですね、部品がアメリカやスウェーデン、ドイツなどインターネットで購入できるので、困らないことですね」と呉さん。

 基本的にオリジナルを保っていると言うが、エンジン周りに唯一の拘りがあるがあるという。「栃木県にあるブレシアの前身となるブガティックにいたエンジニアの鈴木さんにマニホールドを作ってもらいました。ここだけはどうしても譲れなくて、オリジナルじゃないですね」というが、ウェバーキャブの吸い込み音が勇ましいエンジンは、調子の良さを感じさせるサウンドを奏でていた。

 来年は10回目を迎える、サクラオートヒストリーフォーラム。今年と同時期に開催される予定なので、初夏を迎える5月の陽気の中でクラシックカーと過ごす休日はいかがだろうか。

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