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限定35個! 初代マツダRX-7搭載のロータリーエンジンを1/6スケールで堪能する

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

買い得感を高めた精密エンジンモデル

 クルマの機械的な魅力というのは、エンジンに集約される。クルマ好きにとって、高性能かつメカニカルで美しいエンジンを眺めるのは至福のひと時。そうした真性のクルマ好きから高く評価されているのが、「日下エンジニアリング」の1/6ビックスケールエンジンモデルだ。ワキプリントピアが運営するECサイトキャライフにて「1/6スケール マツダRX-7 SA22C 12A型エンジンモデル」が限定35個で発売されることが決まった。

「日下エンジニアリング」は、これまでにも日産自動車とライセンス契約締結し、スカイラインGT-RシリーズのLEDアクリルディスプレイを開発販売。2015年からは日産自動車のオフィシャルライセンス製品として業界初となる1/6エンジンモデルを開発、発売している。

 ジャパンメイドにこだわり、エンジン実機からデータ測定、3Dデータ作成、最新3Dプリンターで原型造形を行い、シリコン型でのレジンキャスト、アクリル材のレーザーカット、組立て、塗装全てを匠の技を持つ協力パートナーで実施。完全ハンドメイドによって高い再現性を誇る。

 これまでもスカイラインGT-RのRB26DETTの各バリエーションをはじめ、日産GT-RのVR38DETT、R30スカイラインのFJ20ET、フェアレディZ432のS20などの日産製エンジンに加え、コスモスポーツのL10B型エンジンとル・マン24時間を制したマツダ787BのR26Bのモデル化に成功している。

 SA22C、正式にはサバンナRX-7が登場したのは、1978年。その頃、1973年のオイルショックや78年の排ガス規制のダブルパンチで、パワーのある日本のスポーツカー暗黒の時代だった。元気を失ったスポーツカーに突然、ピュアスポーツモデルが登場。RX-7のインパクトは強烈無比だった。

 全長4285mm、全幅1675mm、全高1260mm、ホイールベース2420mmのコンパクトで車高の低い2シーターで、コスモスポーツ以来のロータリー専用シャシーを持つスポーツカー。国産初のリトラクタブルライトを採用し、空気抵抗係数(Cd値)=0.36というのは立派な数字だった。ロータリーのパワーは130馬力、ゼロヨン15秒8と、オイルショック以降の新車ではダントツのスペックを誇った。

 なにより軽量小型なロータリーエンジンである12Aをフロントミッドシップに搭載することで、前後の重量配分を50.7:49.3(2名乗車時)と理想化したのもトピック。モータースポーツでも活躍し、1979年のデイトナ24時間レースでは、初参戦でクラス優勝。チューニングカーとしても熱く、1985年に「RE雨宮」のSA22Cが谷田部でロータリーエンジン初の大台=300km/h超えを達成し、チューンドロータリーの可能性を示してくれた。

 SA22Cとロータリーエンジンは、そんな1980年代の国産スポーツを語るうえで、欠くことのできない主役。とくに12Aロータリーは、レシプロのメカチューンや、ボルトオンターボ派からも一目置かれた存在だった。それが1/6モデルとして登場となったわけだ。

 このモデルはエンジン単体だけでなく、ミッション部分もついているので、フロアトンネルに入るほどコンパクトな12Aエンジンの特徴がよくわかり、フロントミッドシップレイアウトを可能にしたサイズ感が実感しやすい。もちろんディテールも秀逸だし、塗装もお見事。ロータリーエンジン、とくにRX-7に思い入れがある人ならコレクションしておきたい逸品だ。

 なお、このモデルは2019年10月の開店1周年を記念して特別価格で販売されるとのこと。

 

【詳しくはこちら】
商品名:1/6スケール サバンナ RX-7 SA22C 12A型エンジンモデル
販売価格(税別):6万2000円(通常価格:11万8518円)
限定数量:35個
サイズ:幅26×奥行17×高さ17cm(土台含む)
素材:エンジンモデル/スズ合金・真ちゅう・ゴム、ケース/アクリル樹脂・天然木(ウォールナット)
製造国:日本

販売サイト
キャライフ(ChaLIFE)
https://chalife.jp/kitte/html/user_data/RX-712AEnginemodel

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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