アウディ市販モデル最強へ! フラッグシップの新型「R8」は620馬力を発生

アウディ市販モデル最強へ! フラッグシップの新型「R8」は620馬力を発生

新型R8はアウディ史上最強の性能

 アウディ ジャパンは、同社の市販モデルとして過去最高の最高出力620psを発生するV10エンジンを搭載した新型「R8」を発表。12月からデリバリーする。また同日、「鈴鹿10時間耐久レース」の会場でV10エンジン10周年記念限定モデル「R8 Decennium(デセニウム)」を公開した。

 アウディのフラッグシップスポーツモデル「R8」は現在、2016年に登場した2世代目。今回は心臓部となる5.2リッターの自然吸気V10エンジンをブラッシュアップし、アウディの市販モデルとしては過去最高の最高出力620psを発揮する。これに伴い、最強のRSモデルにふさわしく、車名を「R8 クーペ/スパイダーV10 パフォーマンス クワトロ」に変更した。

最適な駆動トルクを自動配分

 新型となっても、V10エンジンと7速Sトロニックトランスミッションの組み合わせは不変。駆動方式には、電子制御の油圧多板クラッチ式”quattroフルタイム4輪駆動システム”を採用。運転状況に応じて駆動トルクを自動で分配し、サーキット走行など極限の走行状況では、前輪または後輪へ100%のトルクを伝達するシステムだ。

 また、低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させるシリンダーオンデマンド(COD)を採用。アクセルペダルをオフにするとエンジンを駆動系から切り離すコースティングモードも備えており、パフォーマンスと環境性能の両立を実現している。新型アウディR8はV10エンジンの進化で620psに

 車体関係では、前モデルでも好評を博したアルミニウムとCFRPを組み合わせたASF(アウディスペースフレーム)は、さらなる軽量化と高剛性化に成功。また、ダブルウイッシュボーンサスペンションのアーム類などもアルミニウムとし、前42:後58 という理想的な前後重量配分を実現した。加えて、ブレーキは耐フェード性に優れ、バネ下重量も軽減できるカーボンファイバーセラミック素材を採用。新デザインの20インチホイールも標準装備した。

新型アウディR8はV10エンジンの進化で620psに

空力パーツもアップグレード

 エクステリアでは前後にLEDライトを標準装備。さらにLED ハイビームの約2倍の照射距離を誇るレーザーハイビームも採用した。ロー&ワイドになったシングルフレームグリルや、かつてのラリーマシンSport quattroを彷彿とさせる細いスリットも変更点だ。

 また、リヤまわりでは、ボディ幅いっぱいにエアアウトレットが広がり、大胆なデザインのディフューザーには、楕円形の大型エキゾーストパイプをインストール。クーペではサイドウインドウ部とボディサイドにサイドブレードを2分割で装着。スパイダーではエアインテーク部にサイドブレードを装着することで、いずれもミッドシップスポーツであることを強調している。

新型アウディR8はV10エンジンの進化で620psに

 

インテリアはレーシーさをアップ

 一方、インテリアはフォーミュラカーをイメージし、ドライバーとマシンの一体感を高める「モノポストデザイン」を採用。ステアリングホイールにエンジンスタート/ストップボタンなどのボタン類を集約し、主要な操作をステアリングから手を離すことなく行なえるようにした。

 メーターパネル内には12.3インチのTFTディスプレイを配置し、DIS(ドライバーインフォメーションシステム)、地図表示などの機能を統合した「バーチャル コックピット」が標準装備された。

新型アウディR8はV10エンジンの進化で620psに

 また、R8スパイダーの電動式ソフトトップは遮音性に優れたクロス製で、フレームにはアルミニウムと鋳造マグネシウムを採用。トップコンパートメントカバーはCFRP製としたことで、重量は約44kgと重量増を抑えた。開閉に要する時間は約20秒で、車速が50km/h以下であれば走行中の操作も可能だ。

 価格はクーペが3001万円(消費税10%込み、以下同)、スパイダーが3146万円となっている。

新型アウディR8はV10エンジンの進化で620psに

 

R8の特別限定車が国内初披露

 なお、新型R8関連の話題をもうひとつ。

 すでに記事で公開した通り、「鈴鹿10時間耐久レース」の予選日となる8月24日には、今年2月、新型R8に先駆けて公式発表されたスペシャルバージョン「R8 Decennium(デセニウム)」が日本で初披露された。

新型アウディR8はV10エンジンの進化で620psに

 「デセニウム」はラテン語で「10年」を意味する。初代R8が2009年に5.2リットルのV10エンジンを搭載してデビューしてから、10年の節目を迎えたことを記念して企画されたモデル。エクステリアはデイトナグレーマットエフェクトのボディカラーに、ハイグロススタイルパッケージ(フロントスポイラー/サイドシル/ディフューザーなど)をコーディネート。アルミホイールもマットブロンズの20インチホイールを特別装備する。

 また、インテリアには「Decennium」のロゴが各所に装備され、ナッパレザーにダイヤモンドステッチを施したシートなどが奢られた。世界で222台の限定生産で、日本国内の割当は10台の予定(クーペモデルの左ハンドル仕様のみの設定)。価格は3091万円となっている。


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