メルセデス・ベンツCクラスを一部改良、プラグイン・ハイブリッド復活でラインアップ充実に

メルセデス・ベンツCクラスを一部改良、プラグイン・ハイブリッド復活でラインアップ充実に

パワートレインを一新

 メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は、主力となるDセグメントモデルのCクラスを一部改良。PHEVをセダンに復活させたほか、スポーツ財団の名前を冠した特別仕様車「ローレウスエディション」をセダンとステーションワゴンに設定。さらに「C180」のエンジンをアップデートした。

 MBJにとって、Cクラスは日本におけるベストセラー。昨年もBMWミニ、VWゴルフに次いで車名別登録台数では堂々の3位となっている。この3モデルが日本の輸入車マーケットを牽引しているのは誰もが認めるところであり、2019年の上半期ではVWゴルフを抜いて2位に浮上した。メーカー別ではメルセデスの日本国内における優位は動かないので、“チーム優勝”だけでなく、“首位打者”とのダブルタイトルが欲しいのが本音だろう。メルセデス・ベンツCクラスが一部改良

 PHEVとなる「C350eアバンギャルド」は、2018年のマイナーチェンジまで存在したグレードと同名だが、パワートレインを一新。エンジンは最高出力155kW(211ps)、最大トルク350Nmを発生する直列4気筒 2リッター直噴ターボで、最高出力90kW(122ps)と最大トルク440Nmを発生する高出力モーターを組み合わせた結果、235kW(320ps)と700Nmというパワーとトルクを発揮する。メルセデス・ベンツCクラスが一部改良

 走行モードは、高出力モーターのブースト機能による加速感が味わえる「HYBRID」、モーターのみで市街地から高速道路まで静かなドライビングを楽しめる「E-MODE」、バッテリーの充電レベルを維持して走る「E-SAVE」、走行しながらバッテリーへ充電する「CHARGE」の4モード。13.5kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーへの充電に要する時間は、AC200Vの純正ユニット使用の場合は約2時間。さらに回生ブレーキで補完することで、モーターのみでも、最高速度130km/hと最大航続距離約54kmを実現する。メルセデス・ベンツCクラスが一部改良

 今回の大きなトピックは、ドライバーに無駄なエネルギー消費や操作を知らせる「インテリジェントアクセルペダル」の採用もしかり。ふたつの機能があり、ひとつはEVで走っている時に、それ以上アクセルを踏むとエンジンが始動するという限界でアクセルペダルの抵抗を増やす「プレッシャポイント機能」。もうひとつは、先行車両との車間距離や速度差を計測し、不要なアクセル操作をしているとアクセルペダルに2回のノックパルスを発生させる「ダブルパルス機能」だ。メルセデス・ベンツCクラスが一部改良

 さらに連続可変ダンパーとマルチチャンバーエアサスペンションを電子制御し、快適性と俊敏性を高いレベルで両立する「AIR BODY CONTROLサスペンション」を採用。スポーティな内外装を演出する「AMGライン」や本革シート、Burmesterサラウンドサウンドシステム、Cクラス専用デザインの12.3インチコックピットディスプレイなどをセットにした「レザーエクスクルーシブパッケージ」をオプション設定している。メルセデス・ベンツCクラスが一部改良

 なお、ローレウス(Laureus)とは、2000年にスイスのリシュモン社とダイムラー社が共同で設立したスポーツ財団。年間を通じてスポーツに貢献した選手個人、団体を表彰しており、これまでにセリーナ・ウィリアムズやミハエル・シューマッハ、ウサイン・ボルトらが受賞している。この名前を冠した今回の特別仕様車「ローレウスエディション」は、「C200/C2004MATIC/C200d」の3グレードをベースに、セダンとステーションワゴンの合計6グレード展開となる。メルセデス・ベンツCクラスが一部改良

 スポーティなエクステリアを演出する「AMGスタイリングパッケージ」を採用し、センターコンソールには「Laureus」のロゴをデザインしたエンブレムを装着。センターコンソールのリッド下には、「Qi規格」に対応する携帯電話にワイヤレスチャージができる充電ポートを標準装備した。

 また、真上から自車を見ているようなトップビューで車両周辺の状況が直感的に把握できる360度カメラシステムや前席シートベンチレーターをセットにした「レザーエクスクルーシブパッケージ」のオプション設定もある。メルセデス・ベンツCクラスが一部改良

 そして、セダン/ステーションワゴン/クーペ/カブリオレの「C180」の搭載エンジンも一新。従来の直列4気筒 1.6リッター直噴ターボからM264型(直列4気筒 1.5リッター直噴ターボ)に変更。ターボチャージャーにツインスクロールシステムを採用し、可変バルブタイミングのカムトロニックを備えて、最高出力115kW(156ps)、最大トルク250Nmを発生する。メルセデス・ベンツCクラスが一部改良

 このほかの一部改良としては、セダン/ステーションワゴンのボディカラーに新色としてグラファイトグレーを設定(AMG C63とAMG C63S除く)。また、フロントのドライブレコーダーが全モデルでオプション設定され、セダンとステーションワゴンではリヤのドライブレコーダーも用意される。

 同じくセダンとステーションワゴンのAMGモデル以外にETC2.0対応車載器をオプション設定。「LEDロゴプロジェクター」や「AMGロゴプロジェクター」もそれぞれ当該のモデルに設定した。

 新型「Cクラス」の価格帯は、セダンが463万円~1407万円、ステーションワゴンが488万円~1426万円、クーペが586万円~1452万円、カブリオレが639万円~1513万円。なお、新型エンジンを搭載する「C180」の各モデルと、セダンのみに用意されるPHEVの「C350 eアバンギャルド」は納車が10月以降となるため、消費税10%を含む金額が発表されている。


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