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クルマ好きなら正しく覚えたい! ついつい勘違いしがちなクルマの名前10選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

間違いやすい「ヴ」と「ボ」の誤表記

 人間の思い込みってのは意外に強い。自分じゃ正しいと信じていた知識がじつは間違いで恥をかいた、なんて経験のひとつやふたつは誰でも持っているはず。クルマの名前にしてもそれは一緒。勘違いしている人が特に多い車名をこの機会にキチンと覚えておきたい。

 日本で販売されているクルマの大半は造語を含む英語、またはアルファベットの組み合わせ。会話のなかで使っている限りは気付かないというか目立たないが、文字に起こすと「何か変だぞ?」と違和感を覚える車名がいくつもある。

 代表的なモノを勘違いしがちば理由と一緒に挙げていこう。まずは有声唇歯摩擦音(ゆうせい・しんし・まさつおん)といわれる『ヴ』など、バビブベボを”V”で表記するかしないかのケース。ダイハツを代表する軽トールワゴンは、『ムーブ』じゃなく『ムーヴ』であり、トヨタの高級ミニバン『ヴェルファイア』は、『ベルファイヤ』と間違えている人が多い。余談だが『ヴェルファイア』の末尾は「ヤ」でもないので注意しよう。

 同じケースに『ヴォクシー』があり、コレもSNSなどでは『ボクシー』の誤記が目立つ。続いて母音を文字で表記するか、長音符号にするかのパターンだ。

 特にメジャーなのは『レガシィ』と『レガシー』、また『キャリイ』と『キャリー』や、『エブリイ』と『エブリー』も王道といえる(ともに前者が正解)。なお『レガシィ』は『ィ』が小文字で『キャリイ』や『エブリイ』は大文字。このあたりの使い分けはメーカーによって、何かしらの規定や法則があるのかもしれない。

 次はアルファベットの表記というか区切る場所の勘違い。現在のSUVブームを牽引するトヨタ『C-HR』や1990年代の後半に一世を風靡したホンダ『S-MX』は、いずれもハイフン(-)が頭から2番目に入るのが正解であり、『CH-R』や『SM-X』は誤りなので気を付けたい。

 ただしハイブリッドのスポーツモデル『CR-Z』のように、ハイフンが3番目となる車名もあるので余計にややこしい(GT-Rのようにコチラのほうが慣れた感はある)。

 もうひとつはホンダのオープンスポーツ『S660』に代表される、読み方そのものを間違えているケース。公式名称は『エスロクロクマル』であり、『エスロッピャクロクジュウ』ではない。かつてホンダが生産していた『S800』が、『エスハッピャク』だったのを勘違いして誘発しているのが一因かも。

 最後は正確にいうと車名じゃないけど、メルセデス・ベンツのサブブランドとして有名は『AMG』について。現在では『エーエムジー』という呼び方がすっかり定着したものの、以前のおっさん世代は『アーマーゲー』と呼ぶ人が多かった。

 ドイツ語の発音なら正しいと感じるかもしれないけど、ドイツ語でも”M”の読みは『エム』であり『マー』という。一説によると某マンガの登場人物が、作中で『AMG』を『アーマーゲー』と呼んだのが発端とも言われている。他にも紛らわしい車名は色々とあるので、クルマ好きを自認するなら正しい名称を覚えておきたいものです。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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