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街乗り時々サーキット、FF最速のDNAを持つ「ルノー・メガーヌ R.S. トロフィー」日本上陸

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TEXT: 石田 徹  PHOTO: ルノー・ジャポン/Auto Messe Web編集部

ルノー・スポール史上最もパワフルなメガーヌ

 ルノー・ジャポンは、モータースポーツで培ったノウハウと先進の技術を導入し、ルノー・スポール史上最も高いレベルのパフォーマンスを実現する「メガーヌ R.S(ルノー・スポール)トロフィー」を10月31日にリリースすると発表した。

 2019年4月5日、ドイツのニュルブルクリンク北コースで「メガーヌ R.S トロフィーR」が量産FF車最速の7分40秒10を叩き出したことは記憶に新しい。それまでの最速は前年4月3日にホンダのシビックタイプRが出した7分43秒80。今回、日本に導入される「メガーヌ R.S トロフィー」は、ルノー・スポール史上最もパワフルな300馬力仕様のエンジンを搭載。このニュルFF最速モデルのDNAを受け継いだホットハッチだ。

 詳細をエンジンから見ていこう。1.8リッター直噴ターボエンジンの最高出力は、メガーヌR.S.の279馬力に対して21馬力アップの300馬力を発生。同様に最大トルクは390N・mに対して、電子制御6速ATのEDC仕様が30N・mアップの420N・m、6速マニュアルトランスミッション仕様が10N・mアップの400N・mを発生し、日本仕様においてはメガーヌR.S.史上最もパワフルなスペックを実現した。

 アクセルへの応答性向上のため、ターボチャージャーにはF1でも使用されている セラミックボールベアリングシステムを採用。毎分20万回も回転するタービンがスチールよりも軽く、硬く、滑らかなセラミックのボールベアリングシステムに取り付けられたことで、摩擦が従来のスチール製のシステムの3分の1に低減。応答性が向上しているという。

 また、好みのサウンドを選択できるアクティブバルブ付きスポーツエキゾーストを採用。マフラー内に設けた2つの排気ルートの機械式バルブを設置。閉じると低周波数が除去されて、騒音レベルを抑えたサウンドになり、開くと排気は抵抗が小さい直接的な経路を通過し、エンジン性能をフルに引き出すとともに、スポーツモデルにふさわしい迫力のエキゾーストノートを発生する。

 さらにフットワークも強化。定評のある「4コントロール」や「4輪HCC」といった装備に加えて、限定車のメガーヌ R.S.に採用されていた「シャシーカップ」が与えられた。

 この「4コントロール」は、ルノー・スポールによりチューニングされた4輪操舵システム。低速時には前輪と最大2.7度の逆位相に動いて回転半径を小さくし、ワインディングロードで俊敏さを発揮しつつ、駐車時やUターン時の取り回しも向上。一方で時速およそ60km(レースモードを選択すると100km)からは同位相に動いて、コーナリング中の安定性を高めるというものだ。

 そして「4輪HCC」はラリーで培われた技術。ダンパー底部に組み込んだセカンダリーダンパーによって最適な減衰力が得られる機構で、さまざまな路面状況において最適なグリップと快適な乗り心地を両立させる。

 「シャシーカップ」とは、スプリングレートをフロントで23%とリヤで35%、ダンパーレートを25%も高めたうえに、フロントのアンチロールバーの剛性も7%高めた硬派なセッティング。ロールを抑えて、正確なハンドリングに寄与する。

 他にもトルセンLSD、ストッピングパワーの強化、アルミ製ハブを組み合わせたベンチレーテッドディスクブレーキなど、走行性と冷却性の向上も図るスパイスも投入。ホイールはワンメイクレース用に開発されたレーシングカー「R.S.01」のデザインを踏襲し、赤の差し色が美しい専用19インチアロイホイールとなっている。

 内装には1脚の重量が23.5kgと軽量化にも貢献する専用のレカロ製フロントバケットシート。ナッパレザー&アルカンターラのコンビ仕上げのステアリングなどで差別化。

 なお、フロントグリル下のF1タイプエアインテークブレードには、「TROPHY」のロゴをプリント。所有感を満たすアクセントもしっかりと取り入れられている。

 メーカ希望小売価格(税込、以下)は電子制御6速ATのEDC仕様が499万円、6速マニュアルトランスミッション仕様が489万円(リサイクル料金1万6890円は別途)。すべてメタリックのボディカラーは3色あるが、ジョン シリウス(16万円高)とブラン ナクレ(2万2000円高)がそれぞれ有償のオプションで、グリ チタニアムのみが標準とのこと。

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