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簡単にできる! 車内の「ウイルス対策」 子供や高齢者を守るためにやっておきたいこと

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

リスクを少しでも軽減する3つの対策

 新型コロナウイルスの感染が拡大中だ。免疫ができてきたり、ワクチンや治療薬ができるのは夏頃ではないかと言われているだけに、まだまだ油断はできない。そのなかでクルマというのは、不特定多数の人間と相乗りすることは少ない比較的パーソナルな乗り物なので、感染リスクは低いと言える。

 ただし、家族や会社の同僚など、別々の生活域をもつ人間同士がクルマに一緒に乗ることは十分に考えられ、車内感染というのも想定しておいたほうがいいだろう。さらにドライブスルーやガソリンスタンドなどでも、濃厚接触ではないにしても、他人と接することあるので、なにも対策していないというのは危険だ。

 感染予防対策は、インフルエンザと同じで「手洗い」と「うがい」が基本。また、湿度が高いと活動が低下するとされているが、人間の側も50〜60パーセントの湿度を保つと、ノドの粘膜の防御能力が高めることができる。

 ではクルマでの対策として、少しでもリスクを減らすためになにができるだろう。人が接触するところはたくさんあって、ステアリングやシフトノブ、エアコンやカーナビの操作ボタンなどさまざま。スマホみたいなツルツルしたところだとウイルスは長生きするというニュースもあったが、タッチパネルのカーナビも同じことが言えるだろう。

 となれば、定期的な「消毒」はやっておきたい。手の消毒に使うアルコールを布に付けて拭くのが簡単だし、アルコールがない場合は中性洗剤を水で薄めて拭くという方法もオススメ。中性洗剤に含まれる「アルキエーテル硫酸エステルナトリウム」という界面活性剤が効果を発揮し、ぬるま湯に対して1パーセント溶かすだけだから、簡単かつ安価に作ることができる。そもそも、ウイルスは界面活性剤に弱く、手を石けんで洗うというのも、この効果を狙っているからだ。

 次に「加湿」について。最近は年中エアコンをオンにしがちだが、ときにはオフにしたり、クルマ用の加湿機を使うのもいいだろう。ただし、使いすぎると湿度が高くなりすぎてカビが発生しやすくなるので、注意が必要である。

 いま、エアコンで注目されているのが「プラズマクラスター」。家庭用だけでなく、自動車用エアコンにも採用されていることがあるが、今回の新型コロナウイルスに効果があるのではと言われている。本格的な実証実験はまだ行なわれていないようだが、前回の「SARS(コロナウイルスの一種)」では効果があったことから注目されており、パナソニックの「ナノイー」も同様の効果が期待されている。いずれにしても、エアコンに付加されているこれらの機能は活用したほうがいいし、シガーソケットから電源を取る車載用も販売されているのでチェックしてみてほしい。

 また、「エアコンフィルター」もウイルス除去が期待できる”高機能タイプ”への交換がオススメ。新型コロナウイルスに効果があるかは不明だが、「そういえば、最近は交換してないな」という人には取り換えてみる価値は十分にある。そもそもエアコンフィルターはあまりチェックしないという人は多いと思うので、この機会に点検しつつ、交換してみてはいかがだろう。

 そのほか、ウイルスや菌を除去する「クレベリン」にもクルマ用の施工メニューがあるので要チェック。ちなみにコロナウイルスには関係ないが、シートのすき間や下にお菓子のクズや髪の毛を放置しておくと雑菌の温床になりやすい。ダニも増えるので、今回の騒動とは別に、日頃から車内はキレイにするように心がけたい。

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