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どこを見ればいい? クルマの運転で「目線を遠く」にする5つの方法

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

早めに危険を見つけるためのポイント

 目線というのは、ドライビングを語るうえでの大事なファクター。「運転が上手くなるコツは、目線を遠くにすること」というのはよく聞く話だが、“遠くにしろ”といわれただけで、実践できれば誰も苦労をしないわけで……。その具体的な方法を紹介しておこう。

座面を下げる

 目線が近いドライバーは、ドライビングポジションに問題がある場合が多い。ボンネットのすぐ先のあたりを見るように、前のめり気味の姿勢になっているドライバーを見かけるが、これでは目線が遠くになるわけがない。

 時速50キロで走っているときでも、クルマは1秒間に13.9mも進んでしまう。各種の実験でも、ドライバーが危機を認識し、ブレーキを踏むまで1秒~1.5秒はかかるといわれているので、やはり目線は常に”2秒後に通過するあたり”を見ておきたいもの。

 そのために有効なのは「シートの座面を下げる」というもの。座面の高さを調整できるシートリフター付きのクルマも多いはずなので、まずは運転に支障がない程度に少しずつ調整してほしい。 シートが低くなると、強制的に直近の路面が見えづらくなるので、自然に目線が遠くなる。また、目の高さがクルマの重心に近づくので、ロールやピッチングによって頭部が傾く量が減り、目線が安定するというメリットもある。 わざわざ座布団などを敷いている人もいるが、そういうものは外して、シートに深く腰掛け、目線を下げることからはじめてみよう。

 

背もたれを少し寝かせてみる

 前述のように、目線が近い人は運転中の姿勢が前のめり気味になりがち。そういう人は、1ノッチだけでもいいのでシートの背もたれを寝かし気味にして、その状態で上半身をシートにゆだねて、背中をピタッと背もたれにつけるようにしてみるといい。

 こちらも少しだけ調整しつつ、徐々に慣れるように実践してほしい。下向きになりがちの目線がやや上がり、真っ直ぐ遠くを見るようになるはずだ。

 この際、手足が自由にしなやかに動かせることが大前提。ハンドルを切ったときも肩がシートから離れない位置が基本で、ハンドルの上端を握ったときも、腕が伸びきらないところまでシートは前進させておく。チルトやテレスコピック機能も最大限活用するのがポイントだが、正しいドライビングポジションは、思っているよりもハンドルやペダルまでの位置は近いものだ。

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