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軽自動車好き必見! じつはお手軽なエンジン載せ換えという楽しみ方

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤圭

NAをターボへ【スズキHA23Vアルト】

 続いてはL700Vと同年代のライバル、スズキのHA23Vアルトによるスワップ例を紹介しよう。コチラは元からツインカムのK6Aエンジンであるので、載せ替えはワゴンRなどに搭載されていたターボエンジンにすることが多い。

 得意とするのは山形県の『オートリサーチ米沢』で、今まで相当な数のコンプリートカーを製作し全国へ納車している。通勤などでモアパワーを求める人からサーキット派までユーザー層は多彩、最近では草レース『東北660ターボGP』への参加者も増えているという。

 費用はベース車両が15~30万円で載せ替えるパーツ一式が5~10万円、それに工賃や交換が必要な油脂類を足してトータルで40~50万円ほど。またK6Aエンジンには可変バルブタイミング機構を備えたモデルもあり、NAにこだわる人はそっちを選んでもいいだろう。

 ただしHA23Vのアルトは10年ほど前から全国的に人気が高く、ベース車両の値段が高騰し程度のいい中古車も減っているとのことだ。

エンジンにうながされFR駆動へも

 L700VミラとHA23Vアルトより新しいクルマにもオススメの載せ換えパターンがある。

 ダイハツのエッセとL275ミラに搭載されているNAのKFエンジンを、ムーヴなど多くの車種で使われているKFのターボエンジンに載せ換えるのだ。オートリサーチ米沢でも何台か製作し、コンプリートカーなら50~60万円が目安になるという。

 もうひとつの変わり種はH42Vミニカ。

 NAシングルカム3G83を、EKスポーツの3G83ターボに載せ替えた車両。コチラもエンジン型式が一緒なので公認車検は不要だ。

 さらにサーキット専用とはなるが、ミニカの1100ccも製作中とか。エンジンはトッポBJワイド用で駆動方式もFRに変更し、ドリフトして遊ぶというから面白そう。

 他にもL250Vミラに4気筒ターボのJB-DETを積んで公認車検を取っているものもあった。

 軽自動車のエンジン載せ替えは選択肢が多く、公認の取得も普通車に比べると楽な場合が比較的多いそうだ。

 愛車のパワー不足に悩んでいるオーナーは検討する価値アリだろう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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