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関係者の想い結実せず 11月開催予定のラリージャパンが開催見送りに

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

WRCスケジュールは、ベルギーのイプルーが代替に

 積極的な招致活動により、2020年シーズンのFIA世界ラリー選手権(WRC)のカレンダーに第8戦・最終戦として組み込まれたラリージャパン。10年ぶりの日本国内でのWRC開催で多くの関係者が歓喜したが、今シーズンがスタートして間もなく、新型コロナ感染拡大の影響でFIAはWRCのスケジュールを改訂してきた。それでも、ラリージャパンはシリーズ第8戦・最終戦として行われることとなっていた。

ラリージャパン2020のフライヤー

 しかし、その終息が見られぬまま本日8月19日(水)、FIAからラリージャパン断念の発表がなされた。

 このリリースはFIAの発表と同時にされたが「ラリージャパン2020実行委員会」の高橋 浩司会長も以下のようなコメントを寄せている。

「本年11月に愛知・岐阜両県で開催を予定しておりましたFIA世界ラリー選手権(WRC)ラリージャパン2020については、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、残念ながら大会の開催を断念することとなりました。大会を心待ちにしていたファンの皆様に深くお詫び申し上げます。

 新型コロナウィルス感染症が世界中で流行し、日本政府はその水際対策として今年3月以降、多くの国を対象とした外国人に対する入国制限の政策をとっており、この方針は今後しばらく続くものと思われます。一方でラリージャパンはWRCの1戦であり、選手や関係者のほとんどがヨーロッパを拠点とする外国人です。

 ラリージャパン実行委員会では、今秋の大会実現に向けて、政府や関係省庁を含む多方面の調整を試みましたが、開催まで3か月に迫った現段階でも、11月に数百人規模の外国人選手や関係者を入国させられる見通しが全く立たないという結論となりました。約2年半にわたり招致活動や開催準備活動を行なってきた関係者一同にとって大変つらい決断ではありますが、これ以上判断を先送りすることは各方面への影響が大きくなりすぎると判断しました。ご理解いただければ幸いです。

 今後は開催が内定している2021年大会に向けての準備に入ります。より素晴らしい大会の実現に向け、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます」。

ラリージャパン2020実行委員会の高橋浩司会長 また地元関係者からも「今年の開催が無くなってしまうのは本当に残念ではありますが、この状況下では仕方ありません。逆に1年の余裕ができたとこれを前向きに捉え、またこれからも地元の皆さんにWRCのプロモーション活動を展開し、その魅力を少しでも広く伝えていきたいと思います」とのコメントが寄せられた。

 

 

 

 

 

 

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