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安価な「後付け」でも効果は「絶大」! トヨタ&ダイハツの「バリアフリー化オプション」がコスパ最強だった

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TEXT: 御堀直嗣(Mihori Naotsugu)  PHOTO: ダイハツ、Auto Messe Web編集部

トヨタは快適な外出を支援する用品を充実

 トヨタは「サポトヨプラス」という名称で、快適な外出を支援する用品を充実させている。ダイハツの用品で紹介した内容に追加して、乗降の際にルーフレール部分で頭をぶつけても痛くないようにするヘッドサポートクッションという部品がある。これであれば、背の高いクルマではなく4ドアセダンなどでより効果を発揮できるのではないか。トヨタから後付けパーツとして登場しているヘッドサポートクッション

 車内での体の保持では、アシストグリップを吊り革のようにできる部品がある。ルーフレールより上側にあるアシストグリップはなかなか手が届きにくい場合があり、肩の動きに制約の出る高齢者には重宝しそうだ。後席のアシストグリップにつり革タイプをプラスした事例

 ほかにちょっと困ったことへの対処の一つとして、座席の脇にマジックテープで取り付けられるステッキホルダーや、簡易トイレもトヨタでは扱っている。ステッキホルダーは、傘の置き場としても役立つかもしれない。

 高齢になっても、運転を続けたい人などへの助けとして、フロントのナンバープレートのフレームに取り付ける青色LEDというのがある。これは、路地などから見通しが悪い通りへ出る際に、自分のクルマの存在を相手に知らせるための装備だ。トヨタが発売をしているLEDサイドライト

 もちろん、一時停止によって運転者自ら安全を確認するのが第一だが、左右の安全確認は、高齢になると時間が掛かったり視野が狭まったりして、確認したはずでも、そのあと人や自転車などが接近してきたという場合も考えられる。そうしたとき、相手にも気付いてもらえるきっかけづくりとなるだろう。

 乗降中表示器は、助手席のスライドドアが開くと点灯し、人が乗り降りすることを後続車へ知らせるのが目的だ。クルマへの乗り降りは、乗員すべてにおいて運転者が安全を確保したうえでなければ、万一衝突事故が起きたら責任を負うことになる。違反の一つとして明記された条項だ。そのうえで、この表示器があれば、後続車などへ知らせる一助となるだろう。

介護支援となる用品の充実は今後さらに求められる

 ダイハツやトヨタ以外のメーカーでも、こうした補助装置や器具を純正部品として取り扱っているが、充実度は様々だ。しかし福祉車両がしだいにメーカー間を越えて注目され、充実されていく時代になってきて、国際福祉機器展への出展も増えている。その前に、いま所有しているクルマの介護支援となる用品の充実は、今後さらに求められていくだろう。トヨタから発売されている回転式クッション

 用品の価格は、車体に取り付けたうえで収納可能なステップの場合で約20万円、それ以外の用品は、数千円から数万円前後である。福祉車両を買うよりずっと身近だ。それらを活用することで、家族3世代が笑顔で移動できるクルマとなるなら、一度検討してみる価値があるのではないか。

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