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高齢だからと守りに入るのは損! じつはオススメな「EV」という選択

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TEXT: 御堀直嗣(Mihori Naotsugu)  PHOTO: 日産、写真AC、Auto Messe Web編集部

適切な軽自動車価格でEVが販売されたら・・・・・・

 それでも、500万円以上するEVの話が、誰の役に立つかといえば、あまり大勢に当てはまらないかもしれず、私自身、モデル3を買えるかどうか怪しい。

 しかし、EVであることにより軽自動車もモデル3と同じような利点や快適さを持つことができることを、三菱i-MiEVは10年以上前から示してきた。そして、日産や三菱自からは来年以降には新しい軽EVが発売されるのではないか。2009年から2018年まで発売されていた三菱i-MiEV

 三菱i-MiEVは当初、460万円近くし(09年の法人向け)、翌10年に個人向けの発売がはじまっても398万円したが、補助金を使うことにより284万円で買えた。それでも、軽自動車として高すぎるのはいうまでもない。サイドでカールのMiEVは、三菱自動車が開発を行ったリチウムイオン電池と駆動モーターを搭載した次世代電気自動車の技術の総称

 そこで、私が考えたのが「100km・100万円・軽商用EV」の実現だ。i-MiEVのような乗用車ではなく、配達や仕事で使う商用車で原価を切り詰める開発をしてみることで、販売価格の低減に挑戦しようという発想だ。これは実現していない。だが、この目標を視野に自動車メーカーに頑張ってもらい、そこから乗用車として必要な装備を追加しながら、適切な軽自動車価格でEVを販売してほしいとの願いを込めている。「100km・100万円・軽商用EV」の実現を御堀さんは考える

 昨年の東京モーターショーで公開された日産のIMkが、どのような性能や装備で発表・発売されるのか、現在はまったく予想がつかない。しかし、性能や装備に大胆な発想を採り入れ、軽自動車として妥当な価格で発売されるなら、冒頭から述べてきたような高齢になって選ぶクルマとして最右翼になるだろう。東京モーターショー2019で公開された日産のIMk そのうえで、日産リーフでも行っているヴィークル・トゥ・ホーム(VtoH)への対応がIMkでもできれば、甚大化する自然災害に際し自宅への電力供給能力を軽EVも備え、家族の暮らしに安心をもたらす。大規模災害まで至らなくても、台風などで停電する可能性は今後ますます高まるだろう。EVは、若い世代の人たちの未来を拓く可能性も持っており、歳を重ねた先輩からの贈りものにもなるのではないか。日産リーフも行っているヴィークル・トゥ・ホーム(VtoH)

 次世代の交通社会を少し体験しながら、より安全で快適な運転につながり、事故を減らす可能性も秘め、なおかつ家族の暮らしに安心をもたらすEVこそ、私は人生最後のクルマとして選びたい。

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