「ヤリス」と「GRヤリス」はもはや「別グルマ」! 購入者が語る「スゴイところ」 (2/2ページ)

3ドアGRヤリスは5ドアのヤリスとは別物

 クルマの土台となるプラットホームは、クルマの前半部分はトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)- Bという5ドアのヤリスと共通のものだが、クルマの後半はカローラやプリウスなどに使われる1クラス上のTNGA-Cを使っている。

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プラットフォームもGRヤリスだけの特異な合体もの画像はこちら

 さらにボディ外板もルーフは軽量高剛性であるカーボン、ボンネット、ドア、バックドアは軽量化のためアルミという贅沢さ。ヤリスという車名ながら5ドアのヤリスと共通するものはヘッドライトとリアコンビランプ、ダッシュボードくらいということで、要するに別のクルマである。GRヤリスの1.6L3気筒ターボエンジン画像はこちら

 ちなみにGRヤリスの1.6L3気筒ターボエンジンの1618ccという排気量は、国際ラリーのR5と呼ばれる上級カテゴリーの制限となる1620ccギリギリとなるものだ。またインタークーラーの3.7Lという冷却スプレーの容量も、一例に過ぎないが特筆もの。冷却スプレーだが、モータースポーツラリーにおいては純正装着されていれば容量の変更は可能で、ジムカーナでは後続車への悪影響もあり使用不可ということもある。そこで「ダートトライアル1本に持てばいい」とダートラ競技のタイムアタック時の必要最小限の観点から逆算された容量を導いたのだという。これらモータースポーツでの使用を意識したところが満載なのである。インタークーラーの冷却スプレーも市販車に設置画像はこちら

 そしてGRヤリスは、量産車ながら精度の高さを追求するため、ベルトコンベアを使ったライン生産ではなくクルマがリフトに乗って動くセル生産という方式を取っている点も大きな特徴だ。

 こうして誕生したGRヤリスに筆者は1カ月3000km以上乗ったが、GRヤリスは今までのトヨタのスポーツモデルの良さを結集した素晴らしいクルマに仕上がっており、「内容を考えれば400万円を超える価格もリーズナブルで、買って良かった」と確信している。GRヤリスのコクピット周り画像はこちら

 GRヤリスがWRCなどの国際ラリーに参戦するには前述したホモロゲーションと呼ばれる2万5000台の生産証明が必要なこともある。GRヤリスへの応援も含め、興味ある方にはぜひ自分のものにして欲しいものだ。