クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • OUTDOOR
  • 超絶性能のランクルだってジムニーだってスタックも横転もする! 四駆で悪路を走るなら「レスキューアイテム」が必須だった
OUTDOOR
share:

超絶性能のランクルだってジムニーだってスタックも横転もする! 四駆で悪路を走るなら「レスキューアイテム」が必須だった

投稿日:

TEXT: 新飼亮也  PHOTO: 新飼亮也

4)頻繁に激しいオフロードを走るなら「ウインチ」も

 電動ウインチがあればさらに安心感が増す。XCT-Dualでも装着率が高く、あればスピーディかつラクに脱出できるケースが多い。また、木などをアンカーにすれば他車に助けてもらわなくても自力で難所をクリアできる。電動ウインチを装備していれば、悪路のハマったとしてもスピーディかつラクに脱出できるケースが多い

 以前はランドクルーザーやサファリなどの本格クロカン四駆には純正オプションとして電動ウインチが用意されていたが、最近はほとんど見かけなくなった。今から愛車に装着するのであれば、ウインチ対応バンパーに変更して社外品の電動ウインチを購入するなど、コストも手間もかかるのが難点だ。以前はランドクルーザーやサファリなどの本格クロカン四駆には純正オプションとして電動ウインチが用意されていた

 スピード勝負のXCT-Dualの現場では見かけないが、手動のウインチも存在する。「ハンドウインチ」や「チルホール」と呼ばるものだ。もちろん電動ウインチよりも安価なので入手しやすいし、持ち運びも容易。特にジムニーなどの小型車には有効なアイテムだ。「ハンドウインチ」や「チルホール」と呼ばる手動ウインチもある

 電動ウインチはフロントに装着するのが一般的だが、リヤにも装着したり、ヒッチメンバーに装着可能な脱着式ウインチマウントを使用して状況に応じて前後どちらにも装着できるよう工夫している場合もある。電動ウインチはフロントバンパーに装着するのが一般的

 大抵の場合、デフォルトのウインチロープは金属ワイヤーロープだが、XCT-Dualではファイバー製ロープへの交換が必須。これは破断したロープが暴れた時に周囲への被害を最小限にするためだ。ワイヤーロープだけでもかなりの重量になるので軽量化としても効果的。アウトドア趣味や個人でのクロカンを楽しむ際には、使いやすいファイバー製ロープをオススメしたい。アウトドア趣味や個人でのクロカンを楽しむ際には、使いやすいファイバー製ロープがオススメ

5)ウインチと一緒に用意したいアイテム

 ウインチを使用するときは「ダブルライン」という方法で使うと牽引力が2倍になり、装置の負荷を減らす事ができる。また牽引方向を変えることもできるスナッチブロック(滑車)もあると尚良い。スナッチブロック(滑車)があれば、牽引方向を変えることができる

 ウインチアンカーポイントとして木を使用する場合、ワイヤーロープを直接巻きつけると木を傷つけてしまうので、「ツリープロテクター」を必ず使用すること。樹木は樹皮の下部層で大地から水を吸い上げている。したがって木にロープを食い込ませてダメージを与えるのは絶対に避けるべきだ。自然で遊ばせてもらっているオフローダーとしての最低限のマナーだ。もちろんXCT-Dualでも必須とされている。ワイヤーロープを直接巻きつけると木を傷つけてしまうので、「ツリープロテクター」を必ず使用する

オフロードに行くときは万全の装備で挑むべし!

 今回はXCT-Dualで使用頻度の高いアイテムを中心に紹介したが、例えばスコップやスノー&サンドラダー、ハイリフトジャッキなど、ほかにも色々なレスキューアイテムがある。愛車や走るシーンに適したアイテムをチョイスしよう。スコップやスノー&サンドラダー、ハイリフトジャッキなど、さまざまなレスキューアイテムがある

 また、今回紹介したアイテムがセットになったものも販売されているので、このようなものをベースに少しずつ揃えていくのも良いだろう。基本的なレスキューアイテムがセットになった物も販売されている

 最近は見た目の好みや後方視認性を優先して背面タイヤを外して走っている(車内に積まずに)四駆も見かけるが、せっかく四駆に乗っているのにパンクして立ち往生するのはみっともないし、後続車に迷惑をかけてしまうかもしれない。オフロードに行く時は、いつどんな事が起こるかわからない。とにかく万全な装備を心がけてほしい。オフロードに行く時はいつどんな事が起こるかわからないので、とにかく万全な装備を心がけてほしい

 また筆者の場合は、車載工具+αとして厳選した工具やエマージェンシーキットはもちろん、万が一トラブルが発生した場合に山中で一泊できるようにレインウェア、防寒具、タオル、寝袋、水、非常食、コンパクトバーナー、LEDランタン、ヘッドライト、アマチュア無線(免許必須)、モバイルバッテリーなどを、ダッフルバッグ等にまとめて積んで出かけるようにしている。スペアパーツや油脂類、補修に必要なアイテム(テープ類やタイラップ各種)などもあれば、さらに安心だ。筆者の場合は、万が一トラブルが発生した場合に山中で一泊できるように装備を携行している

 「そなえよつねに(Be Prepared)」。これはボーイスカウト経験がある人なら必ず知っている言葉だが、安全にオフロードを楽しみ、最高の休日を過ごすために、四駆乗りの皆さんにもぜひ意識してほしい。

[取材協力]
XCT-Dual https://www.facebook.com/xct.dual/
トレイル http://www.trail.co.jp/

123
  • 「S字フック」装着車両の使用画像
  • 「U字シャックル」単品画像
すべて表示

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS