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すでに新車価格超えの爆上がり! いまじゃ激レアなFRターボ旧車「180SX」とは

投稿日:

TEXT: 都築雅一  PHOTO: 日産、Auto Messe Web編集部

新型エンジン「SR20DET」換装でリニューアルした中期型

◆RPS13 180SX TYPE II(1991年1月~1996年8月)

 1991年にシルビアが2000ccに変更されたと同時に、180SXもSR20DET型エンジンに換装しパワーアップ。それまで非力といわれていたが、SR20DETに変わったことで、走行性能が飛躍的に高まり、スポーツ走行やチューニングベースとして新たな層を開拓していった。スタイリングではフロントバンパーに変更を受けたマイナーチェンジが施された。180SXに搭載されたSR20DET型エンジン

 フロントフェイスはダミーグリルが廃止され、段付きのないラウンドフェイスになり、ウインカー形状が丸いくさび形になった。リアスタイルは変更なく前期型と同様で、このモデルは中期型と呼ばれる。四輪操舵システムのHICAS IIはSUPER HICASに進化し、タイヤサイズも205/60R15にワイド化され、アルミホイールのデザインも変更されるなど、かなり多岐にわたった変更が施された。

 1994年にはグレード名が変更され「TYPE III」が「TYPE X」に、「TYPE II」が「TYPE R」となり、「TYPE I」は廃止された。この時、SR20DETのヘッドカバーが赤色から黒色に変わっている。マイナーチェンジをした2型の180SX TYPE II

【RPS13 180SX TYPE II 中期型(1991年1月~1996年8月)】
◆全長:4520mm
◆全幅:1690mm
◆全高:1290mm
◆車両重量:1220kg
◆SR20DET型 直4 DOHCターボ
◆最高出力:205ps/6000rpm
◆最大トルク:28.0kgm/4000rpm
◆排気量:1998cc
◆パワーウェイトレシオ:5.9kg/ps

大幅に変更を受けた後期型 シルビアがモデルチェンジしても継続生産!

◆RPS13 180SX TYPE X(1996年8月~1998年12月)

 もともとシルビアよりもスポーツ性を強調していた180SXは、エンジンのパワーアップとFRスポーツの素性が改めて評価され、チューニングベース車としても人気があり、走りのステージでは欠かすことのできない存在になっていった。最終型の180SX

 1993年にシルビアがS14にモデルチェンジしても継続して生産され、1996年にスタイリングを大幅に変更された後期型になった。開口部の大きいエアロダイナミクスを重視したデザインのフロントバンパーと大型のウィングスポイラーが採用され、より迫力が増した。最終型の180SXのリア周り

 テールランプはスカイラインのイメージを取り入れた、スポーティな丸型四連タイプに変更され、リアガーニッシュがボディ同色タイプになっている。もうひとつのトピックとしてSR20DEを搭載したTYPE Sが設定され、新180SXを掲げ、よりスポーティさを打ち出していった。すかいらいんを模した丸テールの180SX

 その後、1999年のS15登場時まで9年間継続生産されたロングセラーモデルになったが、メカニズム的にはS14で採用された可変バルブタイミング機構付きのSR20型を搭載することはなかった。

【RPS13 180SX TYPE X 後期型(1996年8月~1998年12月)】
◆全長:4520mm
◆全幅:1695mm
◆全高:1290mm
◆車両重量:1220kg
◆SR20DET型 直4 DOHCターボ
◆最高出力:205ps/6000rpm
◆最大トルク:28.0kgm/4000rpm
◆排気量:1998cc
◆パワーウェイトレシオ:5.9kg/ps

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