日産MID4なくしてR32GT-Rは誕生せず! 伝説のドライバーが語る「試乗秘話」 (2/2ページ)

スポーツカーらしいタイトなコクピット

 ナセルに包まれたメーターは大型のタコとスピードメーターが並び高速でも一見して確認できる。シートも大きく3つのブロックに分かれた座面のバケットタイプ。座ると低いボディのためにスポーツカーらしい低い位置からの独特の視線で、やはりスポーツカーを感じる瞬間だ。エンジンスタートさせると力強く滑らかなV6のエンジンサウンドが背後から迫る。ミッドシップ独特の“楽しさ”だ。

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日産の市販されなかった幻のスーパーカーMID4の試乗インプレッション。津々見友彦が当時を回想し語る画像はこちら
 5速MTを1速にシフトして発進。スロットルを開くとV6サウンドが心地よく響く。6気筒エンジンはすでにフェアレディZが搭載しているので珍しくはないが、V6のミッドシップ、4WDはユニークなのだ。Ⅱ型になりエンジンはインタークーラー、ツインターボでパワーアップされたVG30DETTの330psと格段に強化。日産の市販されなかった幻のスーパーカーMID4の試乗インプレッション。津々見友彦が当時を回想し語る画像はこちら

4WDらしい特性で常に弱アンダーな特性だった

 鋭い動力性能はこのパワーをもちながら4輪で受け止めるため無駄がなく、フル加速しても、ホイールスピンなくロケットスタート。そしてコーナリングは4WDとしては癖がなく、ナチュラルだった。日産の市販されなかった幻のスーパーカーMID4の試乗インプレッション。津々見友彦が当時を回想し語る画像はこちらただ、やはり4WDの特性で、常に弱アンダーな性格。安定して走れるが、Zのようにリヤを流すダイナミックな走りはしにくい。が、その代わりパワーを安全に使い切る効率のよい走りが可能。今思えば後のGT-Rの原点はこのMID4だったのだ。

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