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「東京モーターショー2021」開催中止! 過去出展された「幻の4WDコンセプトカー」6選

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TEXT: 片岡英明  PHOTO: Auto Messe Web編集部、日本自動車工業会、日産

【トヨタFXV-2】市販を意識した実走可能なコンセプト

 トヨタは1987年、量産化に向けたハイテクを満載したコンセプトカー「FXV-2」を出展した。前作「FXV」は4ドアだったが、こちらは2ドアで実際にデモ走行も行っている。油圧多板クラッチを用いた電子制御トルクスプリット4WDで、リヤにはビスカスLSDを装備した。サスペンションは自動的に車高や減衰力、バネ定数を調整する電子制御アクティブエアサスペンションにアクティブ4WSの組み合わせだ。エンジンは3.8LのV8DOHCを搭載していた。

【三菱HSRシリーズ】6世代まで進化した一連のコンセプト

 三菱も注目のコンセプトカーを出展している。1987年の第27回ショーに出品され、センセーションを巻き起こしたのがHSRだ。三菱グループが総力をあげて技術を供与し、実際に走らせても速かった。未来的なフォルムだが、メカニズムの多くはギャランVR-4から譲り受けている。2Lの4G63型DOHCターボエンジンは295psと発表された。2重フロア構造、モノコックにスチールチューブを組み合わせて剛性を高めたシャーシも話題をまく。1989年にはさらに空力性能を磨いたHSR-2が登場する。1991年にはオープンのHSR-3を送り込んだ。1.6LのV6エンジンを積み、駆動方式は電子制御4WDである。HSRシリーズは6世代まで進化を続けた。

【マツダ・ファミリア・スポーツ4】このまま市販してほしかった?

 マツダは6代目ファミリアで4WDの実用化に成功し、世界ラリー選手権(WRC)にも参戦する。BG型ファミリアをベースにしたラリーバージョン「ファミリア・スポーツ4」と呼ばれるコンセプトを1989年に出展した。前後のフェンダーを広げ、ボンネットはカーボンファイバーとした。また、大型のフロントスポイラーやゲートまでまわり込んだリヤスポイラーなど、精悍なエアロパーツを身にまとっている。エンジンは1.8LのBP型直4DOHCターボだ。4WDシステムはセンターデフにプラネタリーギヤを備えたタイプだ。

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