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「AZ-1」「ビート」「カプチーノ」! 奇跡の軽スポーツ「平成のABCトリオ」はなぜ傑作だったのか

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、K-STYLE編集部、MAZDA

維持する環境は今も問題なし。1/1の玩具感覚でまだまだ長く楽しめる

 カプチーノはスズキが本気で作った最高傑作のリアルスポーツ。オープンカーだが、幌ではなく耐候性に優れたアルミ製のハードトップを持ち、リアウインドウが格納する何とも贅沢な作り。スズキ・カプチーノ

 しかもハードトップは3分割となっており、Tバールーフ、タルガトップスタイルも楽しめるなどプレミアム感もたっぷりだった。スズキ・カプチーノのハードトップ

 サスペンションは本格的な4輪ダブルウィッシュボーンが奢られ、機械式LSDを含めてスポーツ走行に必要なアイテムをオプション設定するなど、リアルスポーツに相応しい走りが味わえた。今だサーキットで見かけることも多く、現役マシンを上回るタイムで駆け抜ける潜在能力は今だ一級品だ。スズキ・カプチーノの足まわり(wウィッシュボーン)

 現在もダイハツ・コペンやS660など軽スポーツカーは用意されており、完成度という点ではABCトリオよりも抜きんでいるが、遊び心という点ではまだまだおよばない。S660,アルトワークス、コペンセロの走行シーン

 登場から30年近くが経過し、コンディションのよい個体が減ってきているが、それでも同年代のリアルスポーツたちほど、高騰しておらず、維持費も安く済む。しかも、専門店も多いからメンテナンスやレストアするにも困ることはない。それでいて軽自動車の安っぽさを感じさせないから、趣味として1/1の玩具感覚で楽しむにはうってつけ。メーカー開発者たちの夢と遊び心が詰まったABCトリオ、狙うならラストチャンスかもしれない!

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