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トラブルの原因になるってホント?「ハンドルの据え切り」はクルマを痛めるのか

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: Auto Messe Web

結論:現代のパワステ車なら積極的に使うべし

 また、もうひとつ、据え切りはありとする理由は「安全性」。とくに初心者やクルマに乗る機会が少ない人は操作がおぼつかなく、車庫入れや転回(切り返し)などで、少しでも動作(考えること)を減らすほうが、踏み間違いなどの人為的な操作ミスを防げるはず。

駐車のイメージ

 MT車ならクラッチがあるのでエンストし、踏み間違えることはなかったが、駆動が切れないAT車では可能性が十分ある。愛車を大事にすることも大切なことだが、事故しないほうがそれ以上に大切だ。

 ちなみに、旧車の据え切りで注意すべきなのは、最近増えている後付け電動パワステ(軽自動車用のパワステ流用)の装着車だ。もともと、旧車は据え切りを前提に作られていない。そのため現行車と同じような感覚で雑に操作すると、ベアリングやタイロッドブーツなどステアリング&サスペンション関連部品の寿命がより短くなる可能性は高い。パワステ装着車の旧車オーナーの方々は肝に銘じ、点検・整備に気を配ってほしい。

 結論、据え切りはクルマに負担をかけるのは間違いないが、新しいクルマであればあるほどストレスは微々たるもの。普段の運転する範囲であれば気にしなくていい。止まっている状態で据え切りしないことは、今やクルマへの愛情表現のひとつかもしれない。

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  • 現代のクルマでのハンドル操作
  • 据え切りのイメージ
  • 旧車の大きなハンドル
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