オタクでも知らない車種ばかり! マニアック過ぎるスーパーカーの祭典「ラ・カロッツェリア・イタリアーナ ’77」とは (3/4ページ)

美しいコンセプトカーを見て眼福を味わう

PFモデゥロ

 大阪万博の会場でも展示されたPFモデゥロは、ルーフがドアとして機能するキャノピースタイルを採用していた。1970年のジュネーブ・ショーで発表。

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 ちなみに、モデゥロとはイタリア語で部分の意。ベースとなったのはCAN-AM参戦用に製作されたフェラーリ612Pで、ピニンファリーナによる個性的なボディの下に排気量5LのV型12気筒エンジンを搭載していた。万博公開時の説明に「シャーシは512S」と書かれていたため、PF 512S モデゥロと呼ばれることがあるが、単にPFモデゥロと表記するほうが正しい。PFモデゥロ画像はこちら

ディノ・コンペティツィオーネ

 一般的にディノ・コンペティツィオーネと呼ばれているこのクルマの正式名はフェラーリ・ディノ206Sコンペティツィオーネ・プロトティーポ。ピニンファリーナのコンセプトカーとして、1967年に発表された。ドアはガルウイング式で、前後に調整可能なスボイラーを装備していた。ディノ・コンペティツィオーネ画像はこちら

「サーキットの狼」に登場したオリジナルマシン、ヤタベ レーシングスペシャルのルーツは、このクルマだったと思われる。おそらく、カロッツェリア・イタリアーナの期間中も数多くの“狼フリーク”がディノ・コンペティツィオーネにカメラのレンズを向けたはず。ディノ・コンペティツィオーネ画像はこちら

フェラーリ512Sベルリネッタ・スペシャル

 ル・マン24時間レースで活躍した512S(当時のグループ5スポーツカー)のシャーシにピニンファリーナが前衛的なボディを被せた試作車。1969年のトリノ・ショーで発表された。フロントガラス全体と一体で前方に開くドアなど、特徴的なディテールを採用していた。市販型ミッドエンジンGTのためのひとつの布石として造られ、フェラーリBB(ベルリネッタボクサー)に各所のラインや造形が採用された。フェラーリ512Sベルリネッタ・スペシャル画像はこちら

フィアット・アヴァルス2000クーペ・スペシャル

 1969年のジュネーブ・ショーで発表された2000クーペ・スペシャルは、クループ6カテゴリーの制限内で空力ボディの可能性を追求したピニンファリーナの試作車。ベースとなったのは、アバルトの2000ccレーシングカーだ。フィアット・アバルト2000クーペ・スペシャル画像はこちら

 ボンネットとフロントウインドウのラインが真っすぐにつながり、ノーズのリフトを抑制。エンジンのカウルがボディシェルを兼ねている点も特徴だ。直線状に並ぶ6つの前照灯はヨウ素ハロゲンランプ。フィアット・アバルト2000クーペ・スペシャル画像はこちら

ストゥディオCR25

 車名に空気抵抗係数を意味する「CR」が付けられたストゥディオCR25は、フロントエンジンの実用的な2+2スポーツクーペで、可能な限り優れた空気力学的特性を追求することをテーマに製作された。ストゥディオCR25画像はこちら ピニンファリーナの風洞実験室での数カ月にわたる試行錯誤の末に完成し、その結果得られた空気抵抗係数は0.256という極めて小さいものだった。後部横の赤い三角形はブレーキ・フラップだ。1974年のトリノ・ショーで発表。ストゥディオCR25画像はこちら