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セリカはWRCでも大活躍! トヨタ栄光の4WDスポーツ「歴代GT-FOUR」を振り返る

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: TRD/Auto Messe Web

6代目セリカ(ST205)

 1993年に6代目セリカが登場。それまで用いていたリトラクタブルヘッドライトから丸目4灯のヘッドライトに変わったのがエクステリアでの大きな変化と言えます。GT-FOURは1994年に登場(ST205)。6代目セリカ(ST205)

 それと同時に先代モデルにおけるRCと同様のホモロゲ―ショングレード「WRC仕様車」が全世界で2500台、国内で2100台限定販売されました。6代目セリカ(ST205) 熟成が進んだ3S-GTEエンジンは先代から30psアップの255psを発生、インタークーラーも標準モデルで水冷式を装備。また大型の専用ブレーキが装備されるとともに、スポーツ走行で使えるABSと評判の高かったスポーツABSがオプション設定されました。通常のGT-FOURとWRC仕様車の違いは、専用大型リヤスポイラー、フードエアスクープなどの外装面での違いが中心となっていました。

 WRCには1994年の途中から参戦を開始。しかしながら1995年シーズン途中で車両規定違反が見つかり、トヨタはしばらくWRCを遠ざかることに。1998年にWRCに復帰しますが、ベースマシンをカローラへと変更したため、ST205セリカでのWRC活動は2シーズン足らずで終えてしまいます。6代目セリカ(ST205)

3代目カルディナ

 1999年に6代目セリカの生産が終了し、7代目へと移行。7代目はFFのみのグレード展開となりGT-FOURの名も途絶えてしまいました。しかし、2002年に登場した3代目カルディナでその名は復活します。カルディナGT-FOUR

 トランスミッションは4速ATのみの展開でしたが、260psを発生する3S-GTEエンジンに、リヤにトルセンLSDを装備した(GT-FOUR Nエディション)フルタイム4WDを組み合わせたそのパッケージは、GT-FOURを名乗るのにふさわしいものでした。カルディナGT-FOUR ニュルブルクリンクを走りこんで開発したというその走行性能への評価は高く、一説には80スープラよりも同サーキットでのラップタイムが速かったとも言われています。モータースポーツでの活躍はありませんでしたが、GT-FOURの名に恥じない熱い走りを実現したモデルでした。カルディナGT-FOUR

 映画での活躍、ラリーでの快挙など多くのエピソードがあるGT-FOUR。その伝統を受け継いだと言えるGR-FOURはこれからどんなエピソードを残していくのか、これから各シーンでの活躍が楽しみと言えます。

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