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中古車価格高騰中! ナウいデートカーだった「S13シルビア」をカタログで振り返る

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

インテリアはみるからにエルゴノミックなデザイ

 インテリアも、洋服の生地を参考にしたというファブリックを用いた、独特の包まれ感が演出されたもの。シートは表皮と内部のウレタンを一体で成形した構造で、みるからにエルゴノミックなデザインは、実際、身体が包み込まれるような着座感だった。日産シルビアのカタログ 走りの部分ではリヤサスペンションにマルチリンク式が投入され、FRレイアウトと相まって、FFのプレリュードとはひと味違う、しっとりとしなやかな走りをモノにしていた。エンジンは当時の1.8Lの4気筒エンジン、CA18DE型と同ターボのCA18DET型を設定。日産シルビアのカタログ

コンバーチブルモデルは受注生産で設定されていた

 これは1991年のマイナーチェンジ時のカタログで、2LのSR20DE型とターボのSR20DET型に置き換えられている。メカニズムでは4輪操舵のHICAS-II(のちにSUPER HICASに変更)が投入されている。日産シルビアのカタログ なお後期型のカタログは、当初のアートな写真集仕立てから一転、サングラスをかけた洋風の男女のモデルをからめたごく一般的なものに……。日産シルビアのカタログ またオーテックジャパンが手がけた電動開閉式の幌を備えた2+2シーターのコンバーチブルは、登場時から受注生産で設定されていた。 日産シルビアのカタログ K’s、Q’s、J’sのトランプからとったグレード名は、若手スタッフの熱意と遊び心のなかから生まれたもの(広報資料より)だったという。登場は5月だったが、まさに薫風のごとき爽やかさが第一印象だった。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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