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「GT-Rの弟分」だった「パルサーGTI-R」も! 日産にもあった「激辛ホットハッチ」6選

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: 日産自動車/Auto Messe Web

マーチ スーパーターボ/12SR/ニスモ

 日産を代表するハッチバックと言えば、やはりマーチだろう。闇雲にフルモデルチェンジせず、息の長いモデルスパンを初代から掲げているだけに、1970年に初登場しつつも、現行はまだ4代目にすぎない。それだけに幅広い層をターゲットにしていて多くのグレードが存在したが、ホットハッチも多く設定されている。

 まず初代は、G系がスポーティグレードとして当初より存在していた。1985年には当時としては最新装備だったターボを採用する、その名もターボが登場。そして真骨頂が1989年に登場したスーパーターボだった。1988年に登場した競技向けであるRを市販化したもので、こちらも国産車では稀有なターボとスーパーチャージャーを組み合わせた二段過給を採用。モータースポーツ参戦を前提としてターボ係数を考慮した930ccから110psを発揮した。

マーチスーパーターボのフロントスタイリング

 2代目に関しては、そのスタイルからわかるようにソフト路線を貫き、スポーツモデルが設定されなかったため、3代目に関しても同様かと思われた。だが、3代目が登場した翌年の2003年に12SRが登場し、走り好きを喜ばせた。手掛けたのはオーテックジャパンで、ブレーキを含めた足まわりの強化だけでなく、専用ピストンやポート加工まで施されたチューニングマシンと言っていい仕立て。高回転を使ってキビキビと走る、NAらしさモデルに仕上がっていた。

マーチ12SRの走り

 そして、現行である4代目では、12SR的なグレードの設定はなかった代わりに、ニスモが用意され、ホットハッチファンを安堵させた。ニスモとニスモSの2タイプを設定。前者はエクステリアを中心にスポーティな雰囲気に仕上げたもので、後者は海外仕様のHR15DEをさらにチューニングした本格派だ。マーチ唯一の5速MTと相まって、往年のホットハッチ的な走りを楽しむことができる、貴重な存在となっている。

マーチニスモの走り

番外編:サニー クーペ GX-5

 サニーの3ドアも正確にはクーペとなるが、佇まいはホットハッチ的だった。その真骨頂が1970年に登場した2代目に設定されたGXだ。日産の定番である、SUツインキャブを装着した名機A12型はOHVながら性能も高く、扱いやすかった。ちなみにライバルであるカローラに対抗すべく、5ベアリング化することでより高回転に対応している。

サニーGX-5のフロントスタイリング

 さらにGX-5というグレードも登場。こちらは5の名前が示すように、当時としては豪華だった5速MTを搭載している。しかも5速は一般的にオーバードライブとなるところを、ギヤ比は1:1、つまり直結となっていたのは、レース車両を彷彿とさせるもので大いに話題になった。またツーリングカーレースでも活躍して大暴れした。

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  • 日産チェリーのフロントスタイリング
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