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「レガシィ」「ステージア」「カペラカーゴ」! 90年代で一大ブームを巻き起こした「国産ステーションワゴン」9選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

ホンダ・アコードワゴン

 ほかには1991年に投入された初代アコードワゴンも忘れられない存在。

 このクルマはHAM(ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング)で生産、輸入されたモデルで、当時の4代目アコードをベースにBMWなどを連想させる優雅なスタイリングが特徴だった。搭載エンジンは2.2L、ラゲッジスペースはサイドトリム部までカーペットで覆われた上質な造りで、ユーザーにスマートなワゴンライフを提供してくれた1台だった。

日産ステージア

 日産では1996年に初代が登場したステーションワゴン専用モデルのステージアもあった。このモデルは6気筒エンジンを搭載し、上級クラスのニーズに応えるべく用意された点がポイントで、ゆとりのある走りと室内スペースで存在感を示していた。トップモデルに2.5Lターボと4WD(アテーサE-TS)を組み合わせたRS FOURシリーズも設定。FR車とともに、走りの性能の高さでもアピールした。

三菱レグナム

 三菱車ではギャラン系のステーションワゴン版として登場したレグナム(1996年)があった。全幅を1740mmとしたゆとりのあるボディサイズに、4気筒の1.8Lのほか、V6の2L、2.5Lを用意。フルタイム4WDを組み合わせたトップモデルのVR−4には、280psの5速マニュアルトランスミッションのほか、INVECS-IIスポーツモード5速フルオートマチックのVR−4 type-Sも設定された。

三菱ディアマンテワゴン

 三菱車ではもう1台、オーストラリア製のディアマンテワゴンも優雅なステーションワゴンとして印象に残るクルマだった。搭載エンジンはV6の3Lとし、本革シートをはじめハイグレードオーディオ(リヤ側はルーフにスピーカーが埋め込まれていた)、電動チルト&スライドサンルーフなど贅を尽くした仕様とおおらかな走りが売りだった。

スバル・インプレッサスポーツワゴン

 そして冒頭のレガシィツーリングワゴンとともにSUBARUのワゴンとして忘れてはいけないのが、インプレッサスポーツワゴン(1992年・初代)だ。水鳥が飛ぶ姿をイメージしたという、いかにも優しいスタイリングのコンパクトなワゴンだったが、全高をゆったりと取り、快適な居住空間と十二分なラゲッジスペースを用意していた。セダンからWRXが誕生したのはご承知のとおりだが、ワゴンは、スポーツの名が与えられつつも、カジュアルな親しみやすさが魅力のクルマだった。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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