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創業40年のジムニー専門店が提案! 快適かつ軽快な走りを楽しめるストリート仕様のススメ【大阪オートメッセ2022】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • フリーストップドアオープナー

舗装路から悪路までオールラウンドに乗れるジムニー

 2月11日~13日にインテックス大阪で開催中の大阪オートメッセ2022。ジムニー専門店として40年の歴史を誇る「オフロードサービスタニグチ」では、オフロードに特化し過ぎず街乗りをターゲットにした『スポーティ ジムニー』を展示中だ。

 初悪路走破性の高さで名を売るクルマだけに、カスタムの方向性はどうしてもハードになりがち。しかし現実には街乗りが大半というユーザーも多く、ライトな層に向けたパーツ開発の必要性を以前から感じていた。そこで日常シーンにおける使い勝手や快適性を高めつつ、ストレスを感じないレベルのパワーを求めチューニングを施した。ジムニー専門店のオフロードサービスタニグチ手がけた「スポーティージムニー」

ブリッドと共同開発したシートにペダル類に注目

 まずはコクピットから紹介しよう。左右のシートは「ブリッド」と共同開発し、ホールド性と疲労軽減を両立するコラボモデル。高すぎるサイドのサポートはリフトアップしたとき乗降性が悪くなるため、コーナリング時に身体がズレない最低限の高さに留めている。ジムニー専門店のオフロードサービスタニグチ手がけた「スポーティージムニー」

 もうひとつ注目したいのは旧型でも人気のペダル類で、単なるドレスアップや滑り止めの目的に加えて、各ペダルの形状をそれぞれ最適化しフィット感や操作性を追求。穴開け加工すればMT車にも取り付けできるフットレストバーも、面ではなく棒の形状にすることで正しい運転の姿勢を作り出す。ジムニー専門店のオフロードサービスタニグチ手がけた「スポーティージムニー」

 またカーナビとエアコンの間に取り付けるメーターフードは、52パイの追加メーターを無加工でふたつビルトインでき、8インチまでのモニターであれば開閉の際も干渉しない。ジムニー専門店のオフロードサービスタニグチ手がけた「スポーティージムニー」

 操作系ではMT専用となるが「ラウンドシフトノブ」にも注目。握りやすさを重視した球状で純正より20mm長く、少ない力で確実かつ素早くシフトチェンジできる。カラーはレッドとシルバーがあり、ほかの内装パーツとコーディネイトしやすい点も嬉しい。それに合わせてトランスファーのレバーも延長し、併せて操作しやすいよう若干ながら前方に傾けて設計したそうだ。ジムニー専門店のオフロードサービスタニグチ手がけた「スポーティージムニー」

オフロード以外でも楽しめるジムニーに

 続いてエンジン系で完成しているのは吸気系。エアクリーナー本体はK&Nでパイピングをいくつも試作し、実走テストを重ね現在の形状にたどり着いたという。こだわったのは長さだけじゃなく太さも同様で、取り込んだ空気がスロットルに近づくにつれ加速するよう、徐々に径を絞っているのが大きな特徴だ。ジムニー専門店のオフロードサービスタニグチ手がけた「スポーティージムニー」

 トラストのブローオフバルブを装着できるパイピングもオリジナルで、ステンレスの輝きはインテークパイプと併せてドレスアップ効果も高い。

 街乗りがターゲットだからといって、サスペンションの性能にも妥協はしない。JB64には20/40/60mmアップのキットを設定しており、展示車はロールを抑えてシッカリした乗り心地を実現する、舗装路から悪路までオールラウンドに使える「40」を装着していた。使い勝手で細かいところに目を移せば、リヤゲートの「フリーストップドアオープナー」も面白い。ジムニー専門店のオフロードサービスタニグチ手がけた「スポーティージムニー」

 バックドアが開閉する位置を任意で止めることが可能で、狭い駐車場で荷物を出し入れするときなどに重宝する。オフロード以外でもジムニーを楽しみたい人には、オフロードサービスタニグチの車両が最高の教科書になるはずだ。フリーストップドアオープナー

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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