ランチア好きなら抑えておきたいコレクションアイテム
魅力的なラジコンからミニカーまで手がけているホビーメーカーの京商。同社の人気モデルカーシリーズ“KYOSHO ORIGNAL”からダイキャストモデル「1/18スケール ランチア ラリー 037」の競技車両が2台、3月5日(土)に発売される。
ランチアといえばモータースポーツとは切っても切れない関係だ。数多くの輝かしい栄光をこれまでも多く残している。今回モデル化されたラリーもその1台。1982年からWRCにGr.Bカテゴリーが設定されることが決まると、ランチアは参戦プロジェクトをスタート。
シャシーはダラーラ、エンジンはアバルト、ボディはピニンファリーナという豪華な陣容で、開発車両コードには「SE037」が付けられた。マニアから「037ラリー」とも呼ばれる理由は、これに由来するものだ。
それでは詳細を見ていこう。Totipカラーを纏うゼッケン2番のマシンは、1984年に、Vudafieri Adartico/ Pirollo Luigi組がサンマリノラリーに出場し、優勝を遂げた仕様を再現している。
もう1台は、ESSOカラーを纏うゼッケン1番のマシンで、1985年に、Tabaton Fabrizio/Tedeschini Luciano組がピアンカヴァッロに出場し、優勝を収めた仕様をモデル化した。
こちらの2台は2020年11月に発売された1983年のモンテカルロラリー仕様(マルティーニカラー)と同年のコスタスメラルダ仕様(ウルトカラー)をベースにしたバリエーションモデルである。
これまでのモデル同様に開閉機構を持ち合わせている。ドアを開けると、男の仕事場という言葉がピッタリのスパルタンな内装は、勝つために必要な装備しかされていない雰囲気を忠実に再現。アバルト製のディープコーンステアリングの先にあるインパネには、センターにタコメーターと、右側にブースト計が配置されている。その上にある長方形の部分には警告用のランプが並ぶ。コ・ドライバー側にはラリーコンピューターが備わっているが、そちらの細部は手にとって御覧いただきたい。
さらに、前後カウルも開閉することが可能。フロントにはラジエターやスペアタイヤが収まる。余談だが、フロントフードにパワーバルジがあるのは、スペアタイヤが干渉しないためである。
リヤのカウルを持ち上げると、ワークスカーの証であるゴールドの“ABARTH”カムカバーが出迎えてくれる。ラリーの特徴でもあるミッドシップエンジンのスーパーチャージャーユニットはエアクリーナーケースの下にあるので、ぜひ手にとってじっくり確認をしてほしい。2万4200円(税込み)で、全国の模型店やインターネットで購入することが可能だ。
【詳しくはこちら】
1/18 ランチア ラリー 037 1984 サンマリノ #2
https://dc.kyosho.com/ja/ks08306f.html
1/18 ランチア ラリー 037 1985 ピアンカヴァッロ #1