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星野と中嶋が対決! F1マシンも走る! 鈴鹿サーキットオープン60周年記念のファン感が胸熱すぎた

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: ホンダモビリティランド/原田了

永遠のライバル対決では“元祖”の星野VS中嶋が復活

 これまでの“ファン感”で目玉のコンテンツとなっていたのが「永遠のライバル対決」でした。これは鈴鹿サーキットが50周年を迎えた2012年の“ファン感”にて、第1回目が行われたコンテンツで1980年代の国内レースでしのぎを削った元祖・日本一速い男=星野一義と日本人初のF1パイロット=中嶋 悟がさまざまなクルマを使って対決してきたものです。2018年の“ファン感”で、中嶋が星ひとつリードして最終回を迎えたもの。モータースポーツファン感謝デー

 2019年には新たに、本山 哲と脇阪寿一、道上 龍の3人が登場する「新・永遠のライバル対決」が行われていました。今回はこのふたつが合体して「永遠のライバル対決~60周年復活スペシャル」と題して行われました。

 土曜日はまず、前回のチャンピオンとなった中嶋と本山からチャンピオンベルトが返還され、予選ステージとされた東コース3周の戦いとなりました。使用するクルマはホンダN-ONEのワンメイクレース仕様ですが、その“レーススタイル”が独特で、フロントローに並んだ星野と中嶋がスタートした30秒後にセカンドローの3人、本山と脇阪、道上がスタートしていくというもの。モータースポーツファン感謝デー

 観客は、ふたつのレースを同時に楽しめる、という趣向です。この日は星野と本山が、それぞれバトルを制して日曜日の決勝ステージのポールポジションを手に入れました。その日曜日は、使用するクルマをGR86に代え、スタートも本山ら若手が先行するスタイルで行われます。そして結果的には中嶋と脇阪がトップチェッカーを受けて新チャンピオンに輝きました。モータースポーツファン感謝デー

観客もハラハラする新コンテンツも目白押し

 また今回は、ゲーム感覚のコンテンツも用意されていました。土曜日の朝9時50分から、日曜日は10時55分から行われた「ファン感謝デー スペシャルバトル」は、伊沢拓也組と小林可夢偉組に分かれてスラロームやフルスロットルからのフルブレーキング、パイロンターン、車庫入れなどドライビングテクニックを競うゲーム。モータースポーツファン感謝デー

 可夢偉の言葉を借りるなら“クルマの運動会”ということになるのですが、ドライビングを披露するプロドライバーだけでなく、見ている方もゲーム感覚で楽しめるコンテンツとなっていました。モータースポーツファン感謝デー

 また土曜日の10時55分から、日曜日は9時半から行われた「ファン感謝デー スペシャルレース」は、2台ずつのN-ONEとGR86を使ってのリレー競技でした。N-ONEとGR86が同時にスタートして、2周を走り切ったらピットインしてN-ONEでスタートしたチームはGR86にリレー。GR86からはN-ONEにリレーというスタイルで、アンカー勝負は先行するN-ONEをGR86が追い詰める展開となり、見ている側も興奮度MAXなコンテンツとなっていました。モータースポーツファン感謝デー

 もちろんこうした、ゲーム系のコンテンツだけではなく、ヒストリック系マシンのデモ走行や2輪の走行プログラムは例年通りに行われていました。さらにSUPER GTのエキジビションマッチやスーパーフォーミュラのワンカーアタックなど、来る2022年シーズンを占う意味でも見どころ満載の“ファン感”となっていました。モータースポーツファン感謝デー

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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