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交換するだけのお手軽ドレスアップに潜む罠! じつは難しいホイールナットいじり

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/写真AC/イラストAC

耐久性と防犯性にすぐれる2ピースタイプ

 レーシーなナットではホイールとの接触部が別パーツになっている場合がある。この部分を「カラー」と呼び、締めていくときにホイールとナットが擦れるのではなく、ナットとカラーが擦れる仕組み。度重なる脱着を行うとホイールのテーパー部が削れて、痩せてきてしまうことを防ぐことができる。

 また、この写真のふたつのナットの場合、どちらも専用ソケットがないと回せないことで防犯性を高めている。

接触部が別体になっている2ピースタイプ

軽さよりも強度を考えて素材を選ぼう

 加えて重要なのが素材選びだ。ノーマルのナットは鉄もしくはステンレスなどでできている。スポーツホイールナットはクロモリ鋼で出来ていることが多い。さらにアルミやジュラルミン製もある。アルミ製はアルマイト加工ができるので、カラフルなカラーにすることが可能。重量も非常に軽量で、効果の高いバネ下重量の低減に効果があるとされている。

 しかし、アルミナットは度重なるトルクに弱く、ネジ部とかじってしまったり、ナット自体が割れてしまうこともある。スポーツ走行には絶対にNGだ。

 普段乗りでも定期的なチェックは必須。緩んではいけないと、何度もグイグイ締めるのも逆に傷めてしまうので、トルク管理はトルクレンチで厳密に行い、こまめなチェックは必須である。

 ホイールナットといえども、選択肢は幅広い。ノーブランドのリーズナブルなものには結構危ういものも多い。迷ったらホイールメーカーのリリースしているものか、有名パーツメーカーのものなどをチョイスしたい。

スポーツ走行するならアルミナットは避けること

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  • スポーティに見える貫通ナット
  • スタイリッシュさとは程遠い純正のホイールナット
  • ネジピッチを合わせるのは基本中の基本!
  • テーパー座が多いが平座タイプもたまにある
  • 貫通タイプは扱いやすい反面、錆びやすい
  • スポーティに見える貫通ナット
  • 接触部が別体になっている2ピースタイプ
  • スポーツ走行するならアルミナットは避けること
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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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