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イマドキの優等生とはひと味違う! ガンガンに「攻めてる」旧車SUV6選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

すゞ・ミュー(初代)

 反対にしっかりと試乗をしたクルマの中で面白かったのが初代のいすゞ・ミュー。1989年登場のこのクルマは“スポーツRV”として訴求していたが、見るからに自由奔放なスタイリングに対し、率直に言って走りはトラック然としていたものの、とにかく理屈抜きで気軽に気分よく乗りこなせるクルマだった。いすゞ・ミュー(初代)

 ボディ後半をオープンにし、そこにハードカバー、もしくはソフトトップを組み合わせたバリエーションも用意されていた。このミューは2代目も登場したが、いろいろな面で洗練されてはいたが、素朴な初代のほうが走らせている実感があったように思う。いすゞ・ミュー(初代)

いすゞ・ビークロス

 そして今回の文脈上、あろうことか最後の扱いとなってしまったが、前出のミューをベースに誕生したのが、1997年に登場したいすゞ・ビークロスだった。聞けば半ばハンドメイドのような手間のかかった工程で生産されていたというこのクルマ。ピアッツァがそうだったようにショーモデルのイメージを崩さずに量産化され、まるで月面探査にでも行くかのようなスタイルは、のちに登場したどの個性派SUVにもヒケをとらない存在感だった。いすゞ・ビークロス

 そのこと(=どう見ても肉眼では後方視界が十分ではないこと)が分かっていて始めからバックアイカメラが組み込まれていたり、標準の5色にオプションで特注色を20色用意し個性を大事にしていたりと、今では考えられないような贅沢なクルマでもあった。いすゞ・ビークロス

トヨタ・FJクルーザー

 ビークロスを最後としながら、もう1台だけ、2010年に登場したトヨタ・FJクルーザーも挙げておきたい。ハイラックスをベースに、このクルマも、いかにもオーナーの自由な生き様を代弁しているかのようなスタイルが魅力だ。トヨタ・FJクルーザー

 天地に低いフロントスクリーン越しの視界は安心感があり、グローブを付けていても操作しやすい空調ダイヤルなど、スタイル重視かと思われるが実は基本的な操作性、実用性もしっかりとおさえてあるところがこのクルマの魅力だった。トヨタ・FJクルーザー

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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