多彩な排気量の直4&6の名機「L型」エンジンを搭載
エンジンはプリンス自動車の流れを汲む、直4のG型1.8Lと2.0Lに加えて、当時の日産の定番エンジンである直6のL型を中心に搭載。2.0Lでもツインキャブなどを備えたほか、マイナーチェンジでは3ナンバー化された2.6Lエンジンを搭載した。環境対応で2.8Lエンジンや電子制御燃料噴射仕様が追加されて、モデルライフ中にさまざまな変更が施された。 トランスミッションは3速ATもあるが、4速及び5速MTが主流で、前輪ストラット式、後輪がセミトレーリング式の四輪独立懸架を採用したこともあり、走りのモデルとして人気となる。まさに売れすぎるスカイラインは欲しくないというユーザーの受け皿となった。それは結実して、ローレルはスカイラインの姉妹として8代目まで続く。
日陰の存在だったブタケツだが旧車ブームで再評価!
スカイラインはいわば有名人的な存在で人気を集めた、知名度も高い日本を代表するクルマだ。逆にローレルは後発となるため、自由に発展して存在感を高めて多くのユーザーに愛されていった。スカイラインの名は現在も存在しているが、ローレルは8代目で終了となり、その歴史の幕を閉じることになる。元プロ野球の名選手であり名監督でもあった故・野村克也さんのコトバで「王や長嶋はヒマワリ、