クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • SPORT
  • パドルを使わないほうが速い!? サーキットのAT車は「Dレンジ固定」が意外とアリだった
SPORT
share:

パドルを使わないほうが速い!? サーキットのAT車は「Dレンジ固定」が意外とアリだった

投稿日:

TEXT: 藤田竜太 PHOTO: Auto Messe Web編集部

AT任せのほうが操作がひとつ減り運転に集中できる

 日本で販売される乗用車の新車の99%がAT車となった今の時代、サーキットでのスポーツ走行もAT車で楽しむ人が増えてきている。

 そうしたときに悩むのは、ATでもマニュアルモードで走った方がいいのか、それともシフトチェンジはAT任せにした方がいいのかという問題。これはATのできの良さ、プログラムの賢さにもよるが、よくできたATならば、スポーツモードのフルオートで走るのが一番効率がいいはずだ。

エンジン出力的にはフルオートで走った方がロスは少ない

 例えば、トヨタのA90スープラはMT車の設定がなく、8速トルコンATを搭載している。このATはZF製8HP(8速AT)で、レシオカバレッジが8.2とかなりワイド。しかもDCTに匹敵する変速スピードを兼ね備えている。トヨタ・スープラ

 こういうワイドなレシオカバレッジと多段化を組み合わせたATならば、アクセルオンのときはもちろん、(プログラム次第で)アクセルオフのときでもずっと高回転がキープできるので、立ち上がり加速はかなり速い。トヨタ・スープラ

 CVTならなおさらで、エンジンの回転数は一定のまま、CVTで車速をコントロールすることが可能となる。スポーツモードが優秀ならば、加速中でも減速中でもパワーバンドから外れることはない。

 もっともスポーティなDCTでも、じつはマニュアルモードを使うと次の変速に備えて油圧がかかったままになるので、その油圧発生のためにエンジンパワーを喰われてしまう。エンジン出力的にはフルオートで走った方がロスは少ない。アルピーヌA110

 ドライビングの面でも、シフト操作をATに任せっきりにすることで、ドライバーは自分の限りあるリソースをステアリング操作と、ブレーキ操作、アクセル操作に集中でき、より正確でミスの少ない走りが体現できるため、結果としてタイムアップにつながりやすい。トヨタ・スープラのAT

 グランツーリスモなどドライビングゲームでも、慣れないコースでは、ATモードで走った方が走りやすくてタイムが出るのと同じ原理だ。ちなみにいまのF1のレギュレーションでは、

・ギヤチェンジはドライバーが「機械的」に制御できなければならない

・セミATは可。フルオート(自動ギヤチェンジ)とCVTは使用不可

 となっている。フルATを認めてしまうと、ドライバーのスキル差が小さくなって、クルマが速くなりすぎるためだ。1993年にウイリアムズがFW15CでCVTのテストも行っていたが、実質アクセル全開率100%のまま走れるので大きな武器になると予想された。しかし、1994年のハイテク禁止レギュレーションに抵触し、実戦投入は見送られたが、速さを追求すればフルATになるのは間違いない。ウイリアムズがFW15C

1 2

CAR ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

MEDIA CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS