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じつは「介助する側」も大変! 介助者がラクできるクルマ3選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web

オプションを装備すれば完璧なトヨタ・ノア&ヴォクシー

 ここまではスーパーハイト系軽自動車、そしてコンパクトハイトワゴンのBピラーレス車(中古車の一例)を紹介してきたが、より室内空間に余裕があり、ロングドライブにも適した、介助されるほうもするほうもラクな1台が、新型トヨタ・ノア&ヴォクシーだ。

新型ノアの走り

 高い全高のボックス型ミニバンだけに、スライドドアの開口部の高さはタントの1200mmに対して1260mmもあり、介助される方もする方も、頭を大きくかがめずに乗降できるのだ。

 フロアと乗降は先代の360mmから380mmに高まって入るものの、廉価な3万3000円のオプションで(先代の電動タイプは20万円近くした)、電動スライドドアの開閉と連動するユニバーサルステップが用意される。装備すると1段目(あくまで)のステップ地上高は驚愕の低さの200mmになるのだから、足腰が弱った高齢者、介助されるほうも楽々乗車できることになる。

ノアのステップ

 さらに、Bピラーはあるのだが、そこにあるアシストグリップの下部は、子ども用自転車のハンドルグリップと同じ太さ(細さ)に設定され、子どもだけでなく握力の弱まった高齢者でも握りやすくなっているのである。

ノアのアシストグリップ

 また、2列目席はフロアからシート前端までの高さ=ヒール段差が370mmと高めで、乗車してから腰を落とすのも、立ち上がるのも比較的に楽々というわけだ。ただし、運転席と助手席の間にコンソールボックスがあるので、運転席から後席に車内移動するには、それをまたがなくてはならないのだが……。そこを除けば、ユニバーサルステップ装備前提なら、なかなかのサポートカーとなりうる。

ノアの2列目シート

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  • タントのイメージ
  • タントのシートスライド
  • ポルテの外観イメージ
  • ポルテの助手席スライドドア
  • 乗り降りのイメージ
  • ノアのステップ
  • 新型ノアの走り
  • ノアの2列目シート
  • ノアのアシストグリップ
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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