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ATには落ち着けず奥さんに懇願! シビック大好きオーナーこだわりの1台とは

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TEXT: 賀川 真弥(KAGAWA Shinya)  PHOTO: 賀川真弥

  • FK7シビックハッチバックのカスタムスタイル

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1度はATファミリーカーに落ち着くも、DNAレベルで体が疼いて!? 頼み込んでMT車に変更!

 10代目シビックを中心としたオーナーズクラブ『10th Civic Owner’s Club』が、昨年11月13日に全国規模のオフ会『10th Civic Owner’s Club in MOTEGI』を開催した。同クラブは2017年12月にSNS内のグループとして発足。メンバーは10代目のFC1/FK7/FK8シビックを中心にメンバー構成しており、2021年8月時点の会員数は1000名を超すほどのビッグクラブなのだ。今回は参加メンバーのなかから走りにこだわるFK7シビックハッチバックオーナーを取材した。FK8型シビックタイプRの集合写真

普段乗りとサーキットの走行会を両立させるクルマをDIYで仕上げる! 

OWNER:FK7ハッチバック Tサン(神奈川県)

“見た目はシンプル、それでいて走りは楽しいストリート仕様”をテーマに、側から見える社外パーツ類は極力主張を抑えつつも“何かやってる”感を漂わせているTサンのFK7。カスタムはほぼ自作で仕上げていて、とくに目を引くのがアンダーダクトから見えるインタークーラーとフォグ位置にある50φのファンネル。

「ダクト加工はアンダーダクトとフロントグリルを外してから穴を開け、切った後はリューターでヤスリがけをしています。ターボ車なのでファンネル部分はより多くの吸気が必要なんですが、純正の状態だと夏場の熱くなるエンジンルームのエアを吸ってしまい、パワーダウンしてしまうんです。それを回避するためにフレッシュなエアを集めないといけないので、純正エアクリーナーの吸気部分を塞ぎ、別に穴を開けました。ファンネルから裏に付けた蛇腹を伝い、直に吸い込むように加工しています」 

スムースなエアの吸入&排出を自身で考えて作り上げる 

 ひとまずエンジンへのフレッシュエアの取り込みはOK。ではなかに籠もるであろうエンジンに熱せられたエアの処理はどうしているのだろうか。Tサンいわく「タイプRのフェンダーダクトを見せてもらい、それに倣いつつどうにか熱を逃す構造を自分で考えて作ってみました」というように、エンジンルーム内の両端のカバーの一部をカット。さらに下部には導風板として活用させるためのプラダン(プラスチック・ダンボール)を敷いている。そうすることでフェンダーダクトから熱を放出するよう対策を講じている。

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